「日本のビールは不味い」と感じたことはありませんか。
もちろん、ビールのおいしさは個人の好みによって大きく変わります。苦味が強いビールを好む人もいれば、すっきりした味わいや軽い飲み口を好む人もいます。
そのため、日本のビールそのものが不味いと一概に言うことはできません。しかし、海外のビールなどと飲み比べると、「日本のビールは味が薄い」「苦味が物足りない」「似たような味に感じる」と思う人がいるのも事実です。
この記事では、日本のビールが不味いと感じる理由について、原材料や味の特徴などから考えてみます。
日本のビールが不味いと感じるのはなぜ?
日本のビールが不味いと感じる大きな理由の一つは、ビールの味の方向性が自分の好みと合っていないことです。
日本で一般的に販売されているビールには、すっきりした飲み口やキレ、のどごしを重視した商品が多くあります。
こうした味を好む人にとっては非常に飲みやすい一方、濃厚な麦芽の風味や強いホップの香り、複雑な味わいを好む人には、物足りなく感じられることがあります。
つまり、「不味い」というよりも、求めているビールの味と違う可能性があります。
日本のビールはすっきりした味わいが多い
日本の大手メーカーのビールでは、食事と一緒に飲みやすい味わいが重視されています。
脂っこい料理や塩味の強い料理と一緒に飲んでも邪魔をしにくく、何杯か続けて飲みやすいように、後味のキレやすっきりした飲み口を意識した商品が多くあります。
一方で、クラフトビールなどには、麦芽の香ばしさやホップの香り、苦味などを前面に出した商品もあります。
そのため、クラフトビールや海外の個性的なビールを飲み慣れている人が、日本の一般的なビールを飲むと「味が薄い」と感じる場合があります。
とうもろこしなどの副原料も関係する?
日本のビールについて考えるとき、とうもろこしや米、でんぷんなどの副原料が使われていることも気になるポイントです。
現在の酒税法では、ビールの原料として麦芽やホップのほか、米、とうもろこし、でん粉、糖類などが認められています。
そのため、とうもろこしなどの副原料を使用していること自体が、ビールの品質が低いことや、不味いことを意味するわけではありません。
ただし、ビールの原料構成は味わいにも関係するため、原材料の違いによって自分の好みに合うかどうかが変わることはあります。
コーングリッツを使ったビールが気になる場合
とうもろこし由来の原料には、コーングリッツなどがあります。ビールに使われるコーングリッツについて、「安全性は大丈夫なのか」「遺伝子組み換えとうもろこしとの関係はどうなっているのか」と気になる方もいるでしょう。
コーングリッツを使用しているビールについて詳しく調べたい場合は、原材料や遺伝子組み換え原料との関係、銘柄を選ぶ際のポイントをまとめたこちらの記事も参考にしてください。
ビールのコーングリッツは危険?遺伝子組み換えの不安を避ける失敗しない銘柄選び方
日本のビールは原料だけで味が決まるわけではない
ビールの味は、使用する原料だけで決まるものではありません。
麦芽の種類や焙燥方法、ホップの種類、発酵条件、熟成、ろ過など、さまざまな要素によって味や香りが変わります。
同じような原材料を使っていても、メーカーや商品によって香りや苦味、コク、後味が異なるのはこのためです。
「とうもろこしを使っているから不味い」「コーングリッツを使っているから品質が低い」と単純に判断することはできません。
「日本のビールは不味い」と感じる人におすすめの選び方
日本の一般的なビールが口に合わない場合は、原材料表示や商品の特徴を確認して、違うタイプのビールを試してみるとよいでしょう。
例えば、麦芽の風味をしっかり感じたい場合は、麦芽の特徴を前面に出した商品を選ぶ方法があります。
また、ホップの香りや苦味が好きなら、IPAなどホップを特徴とするタイプを試してみるのも一つの方法です。
反対に、苦味が苦手であれば、苦味を抑えたタイプを選ぶことで飲みやすくなるでしょう。
海外のビールと日本のビールは味が違う
海外のビールと日本のビールを比較すると、香りや苦味、麦芽の風味などに違いを感じることがあります。
ただし、「海外のビールのほうがおいしい」「日本のビールのほうが優れている」という単純な比較はできません。
ビールにはさまざまなスタイルがあり、地域やメーカーによって目指している味も異なります。
日本のビールは日本の食事との相性を考えて作られているものも多いため、料理と一緒に飲むことで魅力を感じる場合もあります。
日本のビールが不味いと感じる理由まとめ
日本のビールを不味いと感じる理由は、必ずしも原材料の品質にあるわけではありません。
日本では、すっきりした飲み口やキレ、のどごしを重視したビールが多いため、濃厚な麦芽の風味や強いホップの香りを好む人には物足りなく感じられることがあります。
また、ビールにはとうもろこしや米、でん粉などが原料として使用される場合がありますが、これらは酒税法上認められている原料です。
そのため、「副原料を使っているから不味い」と決めつけるのではなく、原材料、味の方向性、ホップの香り、麦芽の風味などを確認し、自分の好みに合うビールを選ぶことが大切です。
特にコーングリッツや遺伝子組み換えとうもろこしについて気になる場合は、こちらの記事も参考にしてください。

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