肉まん

大豆が使用されていても「遺伝子組み換え表示」の枠外

寒い季節になると、口の中で熱い肉汁がジュワーツと広がる肉まんが恋しくなります。関西では「豚まん」とも呼ばれる肉まんですが、おいしさは原料の豚肉の品質によって決まるといっていいでしょう。

ところが中にはアツアツなのに、肉汁が出てくるどころか、妙にネバネバした感じがあるものがほとんどです。しかも、シイタケばかりが歯にくつついてきます。

コンビニで売られている肉まんを食べると、たいていがこのような食感です。なぜかといえば、豚肉(挽き肉)と同じくらいの量の大豆たんばくで増量されているからです。

焼売と同様のやり方で、「大豆たんばくまんじゅう」 が作られているというわけです。ただし肉まんの場合、大豆たんばく以外にも混ぜられているものがあります。肉まんの具は中国やタイで作られて輸入される例が多いのですが、ラード(豚脂)を混ぜて味を濃くしたり、豚由来のエキスが風味付けとして加えられていたりしています。
おかしいのは、このような肉まんがJAS法で守られていることです。そして、気になるのは、使われている大豆たんばくの由来です。

納豆、味噌、醤油、豆腐のように丸ごと大豆を食べる食品には、「遺伝子組み換え大豆」を使用しているか否かの表示があるが、肉まんにはほとんど表示されていません。

購入時の注意点

コンビニのレジ横で売られている肉まんは表示も何もありません。コンビニ本部に豚肉の産地や中身について問い合わせてみると、オルタフーズ(神奈川県)の商品は、100% 国内産・非遺伝子組み換えの原材料を使用し、化学調味料無添加、国産豚使用、と安心できます。

安全・安心の手作り肉まん

添加物不使用の定番缶詰「キューピー アヲハタ 十勝コーン」

定番の缶詰のコーンは安全性が保証

素材缶の代表格といえる製品です。添加物が使われていないので、スイートコーンの自然な味わいと砂糖の甘みがマッチして、とても「おいしく」感じられます。

そのまま食べてもいいですし、バターコーンにしても、あるいはサラダやラーメンにのせてもよいでしょう。原材料に「遺伝子組換えでない」と表示されていますが、これは信用できます。アメリカで栽培されているコーンは大半が遺伝子組み換えのものですが、それは加工用に使われるコーンです。

そのまま食べるスイートコーンで、遺伝子組み換えのものはあまり栽培されていません。もちろん日本でも栽培されていません。ただし、厚生労働省が食品としての流通を認めているため、わざわざこうした表示をして、遺伝子組み換えでないことをアピールしているわけです。

memo
そのまま食べるタイプのスイートコーンは、遺伝子組み換えのものは歳まり栽培されておらず、安心できる。
データ
  • 品名:スイートコーン
  • 原材料名:スイートコーン(遺伝子組み換えでない)、砂糖、食塩

大手の安心のトマトソース「カゴメ 基本のトマトソース」

有名ブランドの塩化カルシウムは問題なし

玉ねぎやにんにくなどが入ったトマトソースなので、使い勝手がよい製品です。添加物の塩化カルシウムは、一般には栄養強化、または豆腐用凝固剤として使われています。「カゴメ 基本のトマトソース」にはトマトの形がくずれるのを防ぐ目的で使われています。

塩化カルシウムの毒性は弱く、問題となるようなデータは見当たりません。なお、大豆油は原料に遺伝子組み換え大豆が使われている可能性がありますが、大豆に組み込まれた遺伝子とそれが作り出す特殊なたんばく質は、大豆油には含まれません。「もっと純粋なトマトソースがいい」という人は、株式会社朝日の「ホールトマト」のような製品を選ぶとよいでしょう。こちらの製品の原材料は、「トマト、トマトジュース、クエン酸」のみ。クエン酸は、もともとかんきつ類に含まれる酸で、問題ありません。

データ
  • 品名:トマトソース
  • 原材料名:トマト、たまねぎ、オリーブオイル、大豆油、砂糖、にんにく、食塩、香辛料、塩化カルシウム

もっと純粋なトマトで料理したい場合は

シュウマイ

「中身は肉の40%まで大豆たんばくを入れてよい」

シューマイはさまざまな秘密を皮でまいて隠している食品とも言えます。JASの基準ではシューマイ、ギョーザ、春巻きなどの冷凍食品の場合、中身には食肉、魚肉の40%まで大豆たんばく(脱脂大豆)を入れてよいことになっています。

当然メーカーは目一杯、大豆たんばくを入れて増量しているはずです。市販されている大半の冷凍シューマイは、本来の豚の挽き肉をベースにしたものとは違う、「大豆たんばく食品」くらいに思ったほうがいいでしょう。

また、「黒豚原料使用シューマイ」などというのもあります。贅沢にも生産量が限られている黒豚を使っているのかと思いきや、表示を見ると「1割のみ使用」とあります。しかもその黒豚もDNA検査をすれば、普通の豚肉の可能性もあります。

シューマイでは、なぜかエビシューマイやカニシューマイが多数あります。おそらく日本人が好むカニとエビを入れればよく売れるからです。また、流通量の多いエビやカニの場合、生食には向かない廃棄同然のものが大量にあるため、原料を安く入手できるのは確かです。そんな業務用のエビシューマイには、魚のすり身がエビと同じくらい入っています。本来ならば、エビの味などしないはずだが、食べてみるとしっかり味がついていて驚かされます。

配合調味料(食塩、窒素、グルタミン酸ナトリウム、グリシン、リボヌクレオタイドナトリウム、アラニンが成分) と発酵調味料でエビの風味を出しているからです。配合調味料に含まれるグリシンは、白血球を減少させるという報告もあるので、避けたほうがいいでしょう。
ちなみにグリシンはお弁当、おにぎり菓子パン、サンドイッチにもよく使われています。

購入時の注意点

買うなら豚肉100% 使用のシューマイを。信頼できる精肉店で直接販売されているシューマイが一番確かです。

ミートボール

「原型のままでは売れない肉」が使われているので注意

元食品添加物専門商社の営業マンで「食品添加物の神様」の異名をとっていた安部つかさ司氏に食品メーカーの社員が相談に訪れました。

ほぼペースト状になっている肉を持ってきて、「これで何か商品はできないか」という。安部氏は添加物を駆使して、ミートボールを開発したのですが、まさにその商品が子どもの誕生パーティーの食卓に出てきました。

安部氏は思わず「食べたらいかん! 」と怒鳴ったというエピソードがあります。

そして、「とんでもないものを作っていた」と胸を痛め、会社を辞める決心をしたというのです。

安部氏に聞いたところによると、ミートボールに使った肉は、老廃牛(乳の出なくなった乳牛)の横隔膜などについた肉を削り集めた「トリミングミート」だそうです。

ところで、ミートボールには通常どんな肉が使われているのでしょうか。切り刻まれて丸く固められた姿からは想像もできないのですが、少し考えれば、「原形のまま商品になるような肉レが使われていないことはわかります。

食肉関係者によると、ブロイラーのトサカを使ったものもあるというのです。一般的にトサカはペットフード用に回されるのですが、これを原料にすれば普通のミートボールの半値くらいで惣菜用の肉団子を作れることが可能です。

どこの食品メーカーのミートボールも、顧客ターゲットは子どもです。アニメのキャラクターを宣伝に使い、子どもが好むように砂糖や水飴などで甘い味をつけているのです。子どもの口に入る食品ほど原材料の確かなもので作るべきなのに、現状はまったく逆です。

購入時の注意点

鶏肉」という表示だけでなく、どの部位を使っているかも確認しましょう。石井食品では原料を厳選した無添加の商品を提供しているので安心です。チキンハンバーグやミートボールとも安心です。

肉の危険性
鶏肉の危険性
鶏舎ですし詰めにされて育てられたブロイラーの危険性がある「鶏肉」
豚肉の危険性
h表示の見方、調理方法が高い安全性を実現する
テキスト
牛肉の危険性
賢い消費者が注意する「牛肉」の知識

添加物不使用の安全、安心「カゴメ トマトケチャップ」

醸造酢の利用で保存性を向上させ添加物を使わない

スパゲッティーや炒め物に便利なチャップ。この製品には保存料は使われていませんが、冷蔵庫に入れておけば一定期間の保存が可能です。

穀物酢ランキング 第1位 ミツカン 穀物酢

醸造酢に殺菌作用があって、保存性を高めているからです。着色料も使われておらず、赤い色はトマトにもともと含まれるリコピンによるものです。

同様の製品として、キッコーマン食品からは「デルモンテトマトケチャップ」が販売されていますが、原材料は「トマト、糖類( ぶどう糖果糖液糖、砂糖、ぶどう糖)、醸造酢、食塩、たまねぎ、香辛料」と、この製品とほぼ同じで、同様に添加物は使われていません。また、値段はこの「カゴメトマトケチャップ」より、おおよそ4割ほど安くなっています。両方とも品質には問題がないので、どちらを選ぶかは消費者の好みや価値観によるものでしょう。

memo
キッコーマン食品の「トマトケチャップ」原材料はカゴメとほぼ同じだが値段はこちらの方がリーズナブル。
データ
  • 品名:トマトケチャップ
  • 原材料名:トマト、糖類(砂糖、ブドウ糖果糖液、ブドウ糖、醸造酢、食塩、たまねぎ、香辛料

とんかつ

さくさくの食感の秘密

トンカツチェーン店で「アメリカ産」「カナダ産」などと正しく表示するところが増えているのは、消費者にとっていいことです。では、肉の産地以外でトンカツを選ぶ基準はどこでしょうか。

トンカツの肉はロースとヒレと相場が決まっているのですが、豚肉は牛肉と違い、サシしもふ(霜降り部分)が多いより、赤身の多いほうが上質とされます。そして安全面からも、有害物質が蓄積しやすい脂肪部分より赤身のほうが安心して食べることができます。

つまり、ヒレのほうが断然よいということです。これは豚肉に限らず、食肉全般にいえることです。飼料を通して農薬などの危険な物質が脂肪部分に残留していることが、公的な研究機関(都立衛生研究所など)でも確認されています。

肉を食べるときは、できるだけ脂身を除いて食べるに越したことはないのです。脂肪たっぷりの肉が使われているコンビニのトンカツ弁当などは避けなければいけません。ちなみにスーパーなどの出来合いのトンカツでは、衣に添加物が使われています。

実際に、サクサクに衣を揚げるための特許が公開されているほどです。それは添加物の力をフルに利用しており、(原料肉をグアーガムなどの粘液で処理した後、ポリリン酸塩を含むバッター液に浸し、最後にパン粉を付けて揚げる)というものです。
衣がパリッとするだけでなく、ポリリン酸塩の効用で肉と衣がはがれにくくなります。しかし、ポリリン酸塩はラットの実験で腎石ができることが確認されている添加物です。

安全な食べ方

赤身の多い肉を選びます。冷凍品のトンカツは原産地もわからないし、衣に添加物が使われているから避けたい。肉を醤油や味噌に10分ほど漬けると有害物質の解毒効果があるのでおすすめです。
豚肉の選び方についての詳細はこちら。

キッコーマン食品 特選丸大豆しょうゆ アルコールを添加

脱脂加工大豆と大豆は遺伝子組み換えでない

原材料に表示されている脱脂加工大豆とは、油をしぼった残りの大豆で、たんばく質や炭水化物が含まれています。さらに見ると、脱脂加工大豆も大豆も、「遺伝子組換えでない」と表示されています。

この表示にある通り、本当に遺伝子組み換えでないのかを、キッコーマン食品に問い合わせしたところ、「間違いなく遺伝子組み換えでないものを使っている」との回答を得ることができました。原材料のうち、アルコールは、エチルアルコールのことです。エチルアルコールとは、一般飲食物添加物であり、安全性に問題はありません。

しょうゆは大豆と小麦を発酵させて作られますが、その過程でできるアルコールにはバラつきがあるため、アルコールを添加して均一にするとともに、保存性を高めています。

memo
有機栽培された丸大豆のみで製造された無添加製品。アルコールではなく天日塩を使用している点も魅力的
データ
  • 品名:こいくちしょうゆ(本醸造)
  • 原材料名:有機栽培大豆(遺伝子組み換えでない)、小麦、食塩

純粋しょうゆの決定版「ヤマサ醤油 有機丸大豆の吟選しょうゆ」も安心です。

天ぷら

サクサクでも「これ」を知ったら食べたくない

「天ぶら屋さんで出されるような、サクサクとした衣がどうしてもできないののは家庭で天ぶらを揚げるときの主婦に共通する悩みです。火力が弱いとか、素材が新鮮でないとか…いろいろ言い訳します。。

しかし、天ぶらのササク感を出すのには、プロの料理人でも苦労する。東京・新橋の老舗の天ぶら屋の料理人が言います。「よく食品メーカーのセールスマンが来ますよ。「この衣を使えば、簡単にサクサとした天ぶらが揚がりますよ」とかいって。結構、使ってるところはあるはずだよ食品メーカーのセールスマンが売り込んでいたのは、乳化剤の大豆レシチンを主分とした「バッター」です。

「バッターとは揚げものの衣液のことで、本来は「小麦粉、卵を水でこねて混ぜもの」。卵は乳化(水と抽が混じり合うようにすること) の役割を果たす。この卵代わりに乳化剤を使っているバッターをセールスマンは売り込んできます。乳化剤が入ったバッター液をタネにつけて揚げると、淡黄色の見事なまでにサクサククした衣ができるのです。

また、油の「はね」を抑える効用もあります。しかし、乳化剤は洗剤に入っている合成界面活性剤と同じようなもので、がんとの関連も指摘されている危険物質でもあります。

サクサク感を出せることをウリにした業務用の揚げもの専門抽(オリーブ油)も売り出されていますが、スペイン産のものからは、発がん性物質が検出され、回収騒ぎも起こっています。便利さと妙なおいしさの裏には、大きなリスクが隠れていることを忘れてはいけません。

購入時の注意点

外食の天ぶら、フライは目の前で揚げてくれます。しかも、客の前で頻繁に油を交換するような店で安心して食べたいものです。

風味のある自然な味わいの「タカナシ 低温殺菌牛乳」

栄養成分が変化しない低温殺菌牛乳 牛乳で下痢をする人も試してほしい牛乳

代表的な低温殺菌牛乳です。箱に「自然のあまみゴクゴクすっきり」とありますが、その通りでサラっとした自然な味わいと風味のある牛乳です。

日本人は、牛乳を飲むとお腹をこわすという人が多いのですが、その原因は、牛乳中の乳糖を消化できないからです。これを「乳糖不耐症」といって、日本人では珍しくありません。また、高温で殺菌するとたんばく質が固まってしまい、それをうまく消化できないためという意見もあります。

低温殺菌牛乳の場合、62~65度という低温で殺菌するため、たんばく質が固まりにくいとされています。「牛乳が飲めない」という人は、一度この製品を試してみるとよいと思います。なお、電子レンジなどで温めて飲んだほうがお腹をこわしにくいようです。

memo
たんぱく質がかたまりにくいとされる低温殺菌で製造された牛乳。牛乳を飲んでお腹を壊してしまうという人におすすめ。
データ
  • 品名:牛乳
  • 原材料名:生乳100%