酸化防止のためのビタミンCを添加「伊藤園 おーいお茶緑茶」

安全性には問題なし、血圧が高い人は注意

ビタミンCが添加物として使われています。同じシリーズの「濃い昧」「ほうじ茶」「玄米茶」も同様です。飲料を製造する過程で茶菓に含まれるビタミンCが失われるので、強化している、というのは表向きの理由で、実は酸化防止が目的です。

緑茶は酸化すると、色や風味、味が変化してしまいます。それを、ビタミンCの抗酸化作用によって防いでいるのです。伊藤園によると、「L-アスコルビン酸とL-アスコルビン酸Naを使っている」とのことです。

ビタミンC とは本来はL-アスコルビン酸のことですが、類似物質も添加物として認められていて、単に「ビタミンC 」という表示でよいのです。L-アスコルピン酸Naは、L -アスコルピン酸にNa(ナトリウム)を結合させたもので、安全性に問題はありません。ただし、塩分を摂ることになるので、高血圧の人は注意します。
おーいお茶 抹茶入りさらさら緑茶 スティックタイプであればビタミンCは添加されていないので安心して飲めます。

ビーフジャーキー

「伝統的な調理法」に取って代わったこんな添加物

細く切った牛肉に塩や香辛料をすり込み、日干しにして作るビーフジャーキーは、アメリカ土産の定番の1つでもあります。
アメリカではビーフジャーキーを家庭で作るための電化製品も販売されているというから、さすがに肉食の本家です。

噛めば噛むほど牛肉のうまみが出てくるのが魅力の1つでしょう。

日本で売られているビーフジャーキーは異様に軟らかいし、なぜか手がべ夕つくのが気になります。何よりも牛肉の味わいがなく、香辛料の昧ばかりです。

「本格派」と銘打って売られているビーフジャーキーがあったので、ためしに原材料名を見ると、 味を濃厚にするたんばく加水分解物、添加物としては調味料(アミノ酸等)、酸化防止剤( エリソルビン酸ナトリウム)、発色剤(亜硝酸塩)、着色料(赤色102号) などが使われています。

伝統的な保存食であるはずのビーフジャーキーにも、これだけの食品添加物が使われているのです。
また、ある商品の原材料表示には「ドライソーセージ」の品名があります。ソーセージの原料はおそらく挽き肉であろうが、これでは本来のビーフジャーキーとはまったくの別物です。

中には植物性たんばく入りの商品もあります。植物性たんばくは繊維状大豆たんばくともいい、肉のような食感を出すものもあるから、どんなクズ肉でも立派な牛肉に化けさせることができます。中国の直営工場でビーフジャーキーを作っている日本メーカーもあるが、衛生管理の面も気になるところです。

購入時の注意点

添加されているエリソルビン酸ナトリウムはアルコールと一緒にとると吸収が早まります。つまみとして、ついつい食べすぎないように注意しましょう。
無添加のビーフジャーキーを食べるようにしましょう。

問題ない添加物を使用している安心の「丸善食品工業 うす塩なめ茸」

無用な添加物を使わない

これも定番の瓶詰製品で多くのスーパーで売られています。何もおかずがないときなどに便利でしょう。米発酵調味液とは、みりん風調味料のことです。昆布エキスは、コンプをお湯で煮てできた煮汁を濃縮したものです。魚介エキスも魚介を同様に煮て作ったもの。酵母エキスは、食用酵母から抽出されたうまみ成分です。

いずれも安全性に問題はないと考えられます。クエン酸は、レモンやみかんなどに含まれている酸です。化学的に合成されたものが、添加物として、味付けや保存性向上の目的で使われています。もともと食品に含まれている成分なので、安全性に問題はありません。

ビタミンC は、イチゴやレモンなどにたくさん含まれている成分です。食品が酸化して変質するのを防ぐ目的で添加されています。安全性に問題はありません。

データ
  • 品名:えのきたけ・味付け
  • 原材料名:えのきたけ、糖類(水あめ、砂糖)しょうゆ、米発酵調味液、食塩、酵母エキス、昆布エキス、魚介エキス、クエン酸、酸化防止剤
  • アレルギー表示:原材料一部に小麦を含む

鶏のからあげ

自然解凍の「お弁当用からあげ」がベチャベチャにならない理由

調理が簡単で短時間ですまされる便利な食べものには、今一度、疑いの目を向ける習慣を持つほうがいいでしょう。たとえば、「自然解凍の鶏のからあげ」。

朝のうちに冷凍したままの状態で弁当箱に入れておけば、昼頃にはちょうど食べ頃になるという、手間を省くにはもってこいの食材です。しかし、5~6時間も放っておいても傷みがなく、解凍してもベチャベチャにならないのは、もちろん添加物の力によるものです。「便利さ」を生み出す決め手は酢酸ナトリウムです。

あるメーカーの商品には、次のように酢酸ナトリウムがこのように紹介されています「食酢の主成分である酢酸から作られており、解凍後の品質を保つために使用しています」

ところが、ここには酢酸ナトリウムに関する大事な情報が記載されていません。酢酸は「食品添加物の酢酸エチルですら、劇物指定されている物質である」ということです。いくら希釈して使われるとはいえ、体内に入る食品に「劇物」を使っていいものでしょうか。

からあげにはこの他、増量効果と保存性を高める目的で重合リン酸塩がよく使われます。この食品添加物は食肉加工品のほか、練り製品や清涼飲料など多くの食品に使われているのですが、多量に摂取すると老化が早まり、腎臓障害を起こすと国際毒科学会で報告されています。

購入時の注意点

多くの食べものは「手間をかけずに、おいしく調理」できるものではないと心得ておくことです。意識するだけでも、「安全な食品」を選ぶ目が養われます。もちろん手作りするに越したことはないのですが、スーパーで鶏肉を買うときは、「食鳥検査合格」「抗生物質不使用」のラベルのあるものを選ひましょう。

肉まん

大豆が使用されていても「遺伝子組み換え表示」の枠外

寒い季節になると、口の中で熱い肉汁がジュワーツと広がる肉まんが恋しくなります。関西では「豚まん」とも呼ばれる肉まんですが、おいしさは原料の豚肉の品質によって決まるといっていいでしょう。

ところが中にはアツアツなのに、肉汁が出てくるどころか、妙にネバネバした感じがあるものがほとんどです。しかも、シイタケばかりが歯にくつついてきます。

コンビニで売られている肉まんを食べると、たいていがこのような食感です。なぜかといえば、豚肉(挽き肉)と同じくらいの量の大豆たんばくで増量されているからです。

焼売と同様のやり方で、「大豆たんばくまんじゅう」 が作られているというわけです。ただし肉まんの場合、大豆たんばく以外にも混ぜられているものがあります。肉まんの具は中国やタイで作られて輸入される例が多いのですが、ラード(豚脂)を混ぜて味を濃くしたり、豚由来のエキスが風味付けとして加えられていたりしています。
おかしいのは、このような肉まんがJAS法で守られていることです。そして、気になるのは、使われている大豆たんばくの由来です。

納豆、味噌、醤油、豆腐のように丸ごと大豆を食べる食品には、「遺伝子組み換え大豆」を使用しているか否かの表示があるが、肉まんにはほとんど表示されていません。

購入時の注意点

コンビニのレジ横で売られている肉まんは表示も何もありません。コンビニ本部に豚肉の産地や中身について問い合わせてみると、オルタフーズ(神奈川県)の商品は、100% 国内産・非遺伝子組み換えの原材料を使用し、化学調味料無添加、国産豚使用、と安心できます。

安全・安心の手作り肉まん

添加物不使用の定番缶詰「キューピー アヲハタ 十勝コーン」

定番の缶詰のコーンは安全性が保証

素材缶の代表格といえる製品です。添加物が使われていないので、スイートコーンの自然な味わいと砂糖の甘みがマッチして、とても「おいしく」感じられます。

そのまま食べてもいいですし、バターコーンにしても、あるいはサラダやラーメンにのせてもよいでしょう。原材料に「遺伝子組換えでない」と表示されていますが、これは信用できます。アメリカで栽培されているコーンは大半が遺伝子組み換えのものですが、それは加工用に使われるコーンです。

そのまま食べるスイートコーンで、遺伝子組み換えのものはあまり栽培されていません。もちろん日本でも栽培されていません。ただし、厚生労働省が食品としての流通を認めているため、わざわざこうした表示をして、遺伝子組み換えでないことをアピールしているわけです。

memo
そのまま食べるタイプのスイートコーンは、遺伝子組み換えのものは歳まり栽培されておらず、安心できる。
データ
  • 品名:スイートコーン
  • 原材料名:スイートコーン(遺伝子組み換えでない)、砂糖、食塩

大手の安心のトマトソース「カゴメ 基本のトマトソース」

有名ブランドの塩化カルシウムは問題なし

玉ねぎやにんにくなどが入ったトマトソースなので、使い勝手がよい製品です。添加物の塩化カルシウムは、一般には栄養強化、または豆腐用凝固剤として使われています。「カゴメ 基本のトマトソース」にはトマトの形がくずれるのを防ぐ目的で使われています。

塩化カルシウムの毒性は弱く、問題となるようなデータは見当たりません。なお、大豆油は原料に遺伝子組み換え大豆が使われている可能性がありますが、大豆に組み込まれた遺伝子とそれが作り出す特殊なたんばく質は、大豆油には含まれません。「もっと純粋なトマトソースがいい」という人は、株式会社朝日の「ホールトマト」のような製品を選ぶとよいでしょう。こちらの製品の原材料は、「トマト、トマトジュース、クエン酸」のみ。クエン酸は、もともとかんきつ類に含まれる酸で、問題ありません。

データ
  • 品名:トマトソース
  • 原材料名:トマト、たまねぎ、オリーブオイル、大豆油、砂糖、にんにく、食塩、香辛料、塩化カルシウム

もっと純粋なトマトで料理したい場合は

シュウマイ

「中身は肉の40%まで大豆たんばくを入れてよい」

シューマイはさまざまな秘密を皮でまいて隠している食品とも言えます。JASの基準ではシューマイ、ギョーザ、春巻きなどの冷凍食品の場合、中身には食肉、魚肉の40%まで大豆たんばく(脱脂大豆)を入れてよいことになっています。

当然メーカーは目一杯、大豆たんばくを入れて増量しているはずです。市販されている大半の冷凍シューマイは、本来の豚の挽き肉をベースにしたものとは違う、「大豆たんばく食品」くらいに思ったほうがいいでしょう。

また、「黒豚原料使用シューマイ」などというのもあります。贅沢にも生産量が限られている黒豚を使っているのかと思いきや、表示を見ると「1割のみ使用」とあります。しかもその黒豚もDNA検査をすれば、普通の豚肉の可能性もあります。

シューマイでは、なぜかエビシューマイやカニシューマイが多数あります。おそらく日本人が好むカニとエビを入れればよく売れるからです。また、流通量の多いエビやカニの場合、生食には向かない廃棄同然のものが大量にあるため、原料を安く入手できるのは確かです。そんな業務用のエビシューマイには、魚のすり身がエビと同じくらい入っています。本来ならば、エビの味などしないはずだが、食べてみるとしっかり味がついていて驚かされます。

配合調味料(食塩、窒素、グルタミン酸ナトリウム、グリシン、リボヌクレオタイドナトリウム、アラニンが成分) と発酵調味料でエビの風味を出しているからです。配合調味料に含まれるグリシンは、白血球を減少させるという報告もあるので、避けたほうがいいでしょう。
ちなみにグリシンはお弁当、おにぎり菓子パン、サンドイッチにもよく使われています。

購入時の注意点

買うなら豚肉100% 使用のシューマイを。信頼できる精肉店で直接販売されているシューマイが一番確かです。

ミートボール

「原型のままでは売れない肉」が使われているので注意

元食品添加物専門商社の営業マンで「食品添加物の神様」の異名をとっていた安部つかさ司氏に食品メーカーの社員が相談に訪れました。

ほぼペースト状になっている肉を持ってきて、「これで何か商品はできないか」という。安部氏は添加物を駆使して、ミートボールを開発したのですが、まさにその商品が子どもの誕生パーティーの食卓に出てきました。

安部氏は思わず「食べたらいかん! 」と怒鳴ったというエピソードがあります。

そして、「とんでもないものを作っていた」と胸を痛め、会社を辞める決心をしたというのです。

安部氏に聞いたところによると、ミートボールに使った肉は、老廃牛(乳の出なくなった乳牛)の横隔膜などについた肉を削り集めた「トリミングミート」だそうです。

ところで、ミートボールには通常どんな肉が使われているのでしょうか。切り刻まれて丸く固められた姿からは想像もできないのですが、少し考えれば、「原形のまま商品になるような肉レが使われていないことはわかります。

食肉関係者によると、ブロイラーのトサカを使ったものもあるというのです。一般的にトサカはペットフード用に回されるのですが、これを原料にすれば普通のミートボールの半値くらいで惣菜用の肉団子を作れることが可能です。

どこの食品メーカーのミートボールも、顧客ターゲットは子どもです。アニメのキャラクターを宣伝に使い、子どもが好むように砂糖や水飴などで甘い味をつけているのです。子どもの口に入る食品ほど原材料の確かなもので作るべきなのに、現状はまったく逆です。

購入時の注意点

鶏肉」という表示だけでなく、どの部位を使っているかも確認しましょう。石井食品では原料を厳選した無添加の商品を提供しているので安心です。チキンハンバーグやミートボールとも安心です。

肉の危険性
鶏肉の危険性
鶏舎ですし詰めにされて育てられたブロイラーの危険性がある「鶏肉」
豚肉の危険性
h表示の見方、調理方法が高い安全性を実現する
テキスト
牛肉の危険性
賢い消費者が注意する「牛肉」の知識

添加物不使用の安全、安心「カゴメ トマトケチャップ」

醸造酢の利用で保存性を向上させ添加物を使わない

スパゲッティーや炒め物に便利なチャップ。この製品には保存料は使われていませんが、冷蔵庫に入れておけば一定期間の保存が可能です。

穀物酢ランキング 第1位 ミツカン 穀物酢

醸造酢に殺菌作用があって、保存性を高めているからです。着色料も使われておらず、赤い色はトマトにもともと含まれるリコピンによるものです。

同様の製品として、キッコーマン食品からは「デルモンテトマトケチャップ」が販売されていますが、原材料は「トマト、糖類( ぶどう糖果糖液糖、砂糖、ぶどう糖)、醸造酢、食塩、たまねぎ、香辛料」と、この製品とほぼ同じで、同様に添加物は使われていません。また、値段はこの「カゴメトマトケチャップ」より、おおよそ4割ほど安くなっています。両方とも品質には問題がないので、どちらを選ぶかは消費者の好みや価値観によるものでしょう。

memo
キッコーマン食品の「トマトケチャップ」原材料はカゴメとほぼ同じだが値段はこちらの方がリーズナブル。
データ
  • 品名:トマトケチャップ
  • 原材料名:トマト、糖類(砂糖、ブドウ糖果糖液、ブドウ糖、醸造酢、食塩、たまねぎ、香辛料