輸入チーズ

「リステリア菌の集団感染」への危険性

BSEや鳥インフルエンザなど、人畜共通感染症への対策が世界的な課題になっているのですが、その1つにリステリア菌によるリステリア症があります。

リステリア菌は、妊婦が感染すると本菌が胎盤を通過して胎児へ垂直感染し、流産や早産及び死産の原因ともなります。 妊婦は発熱、悪寒、背部痛を主徴とし、胎児は出生後死亡する例も見られます。 症状からリステリア症を診断することは難しく、病巣の検体からリステリア・モノサイトゲネスの分離を必要とします。

牛、羊などの家畜から食を通してヒトへ感染していくもので、高熱や頭痛、けいれんの症状が出る。ヒトの致死率は30~40%です。

1980年代になり、欧米諸国でキャベツサラダ、牛乳、チーズなどの食品を通して、集団感染がおきました。アメリカ・カリフォルニア州の集団感染では、妊婦58名を含む85名のリステリア症患者が発生し、うち29名が死亡しました。

チーズ原料の原乳が汚染されていたのが原因と結論づけられました。日本へのチーズの輸出国はフランス、スイス、デンマーク、イタリアなどだが、フランスでは1999年にスーパーの店頭で販売されていたカマンベールチーズからリステリア菌が検出され(最大手乳製品メーカーの商品も含む)、カマンベールチーズがスーパーから消えたこともあります。

日本では2001年に横浜市で輸入チーズからリステリア菌が検出され、チェーン店に販売中止と回収措置が取られました。日本では幸い集団感染は発生していないのですが、実は散発的には発生していて、死者も出ています。

いつ汚染されたチーズが輸入されてもおかしくはない状況です。感染源はチーズに限らないが、最もリスクが大きい食品です。チーズは国産チーズが安全です。

安全な購入方法

おすすめは、よつ葉乳業(北海道)、木次乳業(島根県)、財団法人蔵王酪農センター(宮城県)、新生酪農(千葉県) などのチーズですが、他にも国産で安心できるおいしいチーズは北海道などに数多くあります。自分の目で確かめてみよう。


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