パン
大手メーカーが「発がん性の疑いがある添加物」を使い続ける理由
おいしすぎる、サックリとしすぎる、ジューシーすぎる食品には、一度、疑いの目を向けることが必要になってしまいました。。柔らかすぎる商品が氾濫しているパンも同様です。
パンの製造に使用が認められている食品添加物は実に100種類を超えます。購入時に原材料表示をよく確認することが大切です。
中でもとくに注意したいのは、パン生地の改良剤として使われる臭素酸カリウムです。1980年にラットの動物実験で発がん性が確認されたことからパンメーカー各社は使用を自粛していました。
しかし、2004年に山崎製パンが使用を再開したのです。山崎製パンによると、「高精度の分析技術が開発され、最終製品には残留しないことが確認されたため」だといいます。そして商品には厚生労働省との協議で「このパンには品質改善と風味の向上のため臭素酸カリウムを使用しております」と表示しています。
発がん性疑惑が消えたわけではないのに、あえて臭素酸カリウムの添加を再開したのはなぜでしょうか。山崎製パンでは「ソフトで歯切れのよいパンができる」「( パンづくりに合わないとされる) 国産小麦でも作れるようになるので、食程自給率の向上につながる」としています。
ただ、天然酵母を使っているパン工房はこういいます。「大手は冷凍パン生地を使い、機械でこねて生地の分割もしますが、どうしてもパン生地が傷みやすい。そこで、改良剤の臭素酸カリウムが大きな力を発揮する。発酵時問も短縮でき、コストも下げられるわけです」
現在で臭素酸カリウムを使用しているのは山崎製パンだけです。他の大手メーカーは使用する予定はないと表明しています。
購入時の注意点
レストランや喫茶店のサンドイッチには原材料表示がないから注意が必要です。妙に柔らかいパンは山崎製パンのものを使っている可能性もありますので注意しましょう。
タカギベーカリーの石窯パンシリーズは無添加です。
「日本のパンはおいしくない」と感じている人におすすめしたいタカギベーカリーの石窯パンシリーズです。パン酵母とサワー種(天然酵母の一種を使ってふっくらと焼き上げています。
しっかりした噛みごたえで、噛んでいると小麦のうまみがジワーツと口の中に広がる味わい深いパンです。適度な硬さがあるので、子どものあごの発達にも一役買ってくれるでしょう。
タカキベーカリーは、本来のパン作りを心がけており、の原材料には、イーストフードを使っていません。パン本来のうまみを味わえるでしょう。
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