長期保存が可能で手軽に調理へ活用できる缶詰は、日常の食事はもちろん非常用の備蓄食としても非常に便利な加工食品である。
しかし、缶詰を利用する際には食品添加物だけでなく、容器の内側に使用されている塗料やコーティング素材について把握しておくことが大切だ。
今回は、缶詰の容器に関する特徴や最新技術、開封後の適切な保存方法、おすすめの無添加缶詰について解説する。
缶詰容器の内面コーティングと確認しておきたいポイント
缶詰やカップ麺をはじめとする加工食品は手軽に利用できる一方で、原材料や容器の仕様に気を配ることが望ましい。
缶詰の場合、金属の腐食を防ぐために缶の内側にエポキシ樹脂などのコーティングが施されているものがある。この樹脂の原料となる成分に「ビスフェノールA(BPA)」が含まれる場合があり、油分や酸、熱によってごく微量が内容物に移行することが懸念されてきた。
最新の製缶技術と安全への取り組み
現在、国内の製缶会社や食品メーカーでは、利用者の安心・安全を高めるための取り組みが進んでいる。
従来の塗装から、フィルムを熱溶着させる「PETラミネート技術」への切り替えが進められており、BPAの溶出を大幅に抑えた(または使用しない)缶詰が主流となりつつある。
商品を選ぶ際は、メーカーの安全への取り組みや最新の被覆技術が採用されているか確認するとより安心だ。身の回りの安全な環境づくりや化学物質への配慮については、暮らしの安全対策ガイドも参考にされたい。
開缶後の注意点と正しい保存方法
缶詰を安全においしく食べるためには、開封後の取り扱いにも注意が必要だ。
開封後は別の容器へ移し替える
缶を開封すると外気(酸素)に触れるため、内容物の酸化や微生物による品質劣化が進みやすくなる。特に無塗装のブリキ缶(果物缶などに多い)の場合、空気に触れることで缶の金属成分(スズなど)が溶け出しやすくなる性質がある。
そのため、開缶後に使い切れなかった場合は、速やかにガラスや陶器、耐熱プラスチックなどの密閉容器に移し替えて冷蔵庫で保存することが鉄則だ。
また、冷蔵保存であっても2〜3日以内を目安に早めに使い切るか、加熱調理を加えて保存性を高める工面が求められる。1回で使い切れる小型の缶を選ぶのも賢い方法だ。
素材にこだわった安心・シンプルな無添加缶詰
容器の安全性とともにこだわりたいのが、余計な添加物を使用していないシンプルな原材料の缶詰を選ぶことだ。日々の食卓や備蓄用として、素材本来の旨味を活かしたツナ缶などをストックしておくと重宝する。
伊藤食品 鮪ライトツナフレーク 缶詰 (オイル無添加)
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まぐろ100%にこだわり、自社工場でじっくり煮出した野菜スープと北海道産ローストオニオンで味わい深く仕上げたツナ缶である。塩にはまろやかな「シママース」を使用し、油を使わないノンオイル仕様となっている。化学調味料も不使用のため、健康志向の方や離乳食・非常食としても安心して利用できる。
容器の特性や保存ルールを理解し、安心な缶詰を賢く食生活に取り入れていきたい。
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