「食品添加物」をあまりとってはいけないのか

「食品添加物」とはいったい何でしょうか?「食品添加物」をその目で見たことがある人は少ないだろうし、漠然としたイメージしかつかめていないはずです。

ここで一度、「食品添加物」の基礎的な知識が重要です。「食品添加物」は、食品衛生法では「食品の製造の過程において又は食品の加工は保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用する物」と定義されています。

食品添加物の三大原料メーカーは、味の素、協和発酵バイオ、武田薬品工業の3社で、こうした原料メーカーから添加物メーカーに原料が販売されています。

原料というのは添加物単体のことで、「白い粉状」になっています。グルタミン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、亜硝酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、プロピレングリコール、アスコルビン酸など多数あります。

原料メーカーでも、発酵調味料などの商品を作るが、一般的には添加物メーカーが、原料メーカーから仕入れた原料をブレンドして、練り製品用、水産加工食品用、食肉加工食品用などの用途別に添加物を作ります。

たとえば、食品メーカーコンビニチェーンなどからの「サンドイッチの日持ちがもっとよくなる添加物はできないか」といった要望に合わせて作ります。

また、惣菜など保存期間の短い食品の品質を保つ「日持ち向上剤」、食品を酸性にすることで微生物の増殖を抑える「pH調整剤」などを作り、食品メーカーヘの営業も行ないます。

食品添加物は、以前は化学的に合成されたものを指していました。現在は範囲が広がり、天然物から取り出して作ったものや、天然香料、普段は食べものとして使っているが添加物的な使い方をする「一般飲食物添加物」も食品添加物とされています。

そして、食品衛生法によって使用基準などが決められています。指定添加物、既存添加物はそれぞれ約400、天然香料は約600、一般飲食物添加物は約100、計約1500品目の食品添加物があります。

こちらは安心してたべられます。