ペットボトルのお茶
家庭のお茶とは別物
プール並みの大きな容器に茶葉を入れ、お湯を注ぐお茶の作り方です。家でお茶をいれるときと同じ要領ですが、これが、市販のペットボトある飲料メーカーは、「家庭のお茶とは別物と思ってください」と口にします。
急須でお茶を掩れて飲むと、湯のみの底に粉のような沈殿物が残りますが、そこにはカテキンなどの栄養素が豊富に含まれています。ところが、ペットボトル茶の場合、日持ちをよくするために、沈殿物はすべて除去ます。
当然、栄養素がなくなるので、「緑茶抽出物」というエキスでカバーします。
また、酸化防止のために、「VC」と表示されるビタミンC を添加します。ビタミンCといっても、アスコルビン酸というブドウ糖を還元させて作った化学合成の食品添加物です。がんを発生させる原因になる活性酸素を多く出すことが指摘されています。
ペットボトル茶でメーカーが秘密にしているのが、緑茶抽出物がどこで作られているかということと、アスコルビン酸の添加量です。
2006年に主なメーカーのペットボトル緑茶のビタミンC含有量調査では、500 ml中に、なんと80~100mlも入っていました。
厚生労働省が推奨している1日のビタミンC 所要量100 mgに匹敵する量です。これではビタミンC の過剰摂取のほうが心配です。
ビタミンC (アスコルビン酸)を過剰摂取すると、尿路結石を起こす可能性もあることを覚えておきたい。
購入時の注意点
茶葉は中国産のブレンドがほとんど。残留農薬の心配もあるので、国産茶葉100% 使用のものを選びましょう。また、「○○抽出物」の原材料表示がないのを選びましょう。
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