ネギトロ 危険性 まぐろを使わないネギトロには注意

2023年1月2日

ネギトロ 危険性 まぐろを使わないネギトロには注意しなければいけません。もともとは中落ちといって、刺身用の切り身を取った後のマグロの骨に付いた身を、こそげ取って食べていたのがネギトロの発祥です。

アカマンボウはマグロのようにはおいしくないので、食品添加物を大量に入れて食味が整えられます。ネットリ感を出すために、ショートニングが入れられたり、つい十数年前までは豚の脂(ラード) まで使われていました。

ネギトロ 危険性 まぐろを使わないネギトロには注意
ネギトロ 危険性 まぐろを使わないネギトロには注意

寿司屋で修業している若い店員がいきまかないで食べさせてもらっているのを、粋がった馴染みの客が所望して、おいしいじゃないか、ということになったのでしょう。

ネギトロ 危険性 まぐろを使わないネギトロもある

下品で安価な食べ物だったのが、いつの間にか高級品になり、今また廉価な物になってきています。というのも、もう材料にマグロは使われていないからです。

ネギトロの問題は、マグロだと思われている原材料にマグロが使われているとは限らないところです。代わりに、普通はあまり食べられないアカマンボウという魚が使われているケースがあるのです。

マグロの代替魚 アカンボウ

では、アカマンボウってどんな魚なのでしょう?アカマンボウは別名、「マンダイ」と言われる、「アカマンボウ目アカマンボウ科」に分類される深海魚です。

アカマンボウと言っていますが、実はマンボウの仲間ではありません。
あえて言うなら、深海魚としてわりと知名度のあるリュウグウノツカイに近い仲間の魚です。

体長は2m程、体重は270kgにもなる大型の魚で、円盤形で赤色をベースに白のまだら模様が特徴で、派手なパッと目を引く外観をしています。

アカマンボウは世界中の熱帯や温帯等の暖かい海の、水深500m程の所に生息しています。
日本だと沖縄で水揚げされることがあるようですが、深海魚なのでその生態についてはほとんどがまだ解明されていません。

アカマンボウは100gあたり200円程度と非常に手頃です。それに対しマグロは100gあたり500円程度。アカマンボウが非常に安いことが分かります。

もちろん本物の中落ちを使ってまともにネギトロを作っている店もありますけれども、一般的に、1皿百数十円というようなレベルの回転寿司屋で、マグロのすき身をきちんと叩いて軍艦巻きに載せて出しているとは考えられないのです。

消費者は、そういうところではそれなりの物しか出ないと分かった上で選ぶ必要があると思います。

アカマンボウはマグロのようにはおいしくないので、食品添加物を大量に入れて食味が整えられます。ネットリ感を出すために、ショートニングが入れられたり、つい十数年前までは豚の脂(ラード) まで使われていました。

本物のマグロが材料なら、わざわざ脂を足す必要はないのです。中落ちは骨の際なので、もともと脂っぼいのですから。

アカマンボウについて調べていたら、深刻な事態が発覚しました。それは、マグロが絶滅の危機に瀕しているということ。特に、ホンマグロ(太平洋クロマグロ)の漁獲量の減少が著しいと言います。 巨大船舶によって、巻き網でむやみやたらに捕る乱獲や、ピチピチで生きのいい若いマグロの捕り過ぎが原因です。

そのため、年々マグロの水揚げ量が右肩下がりに減っています。しかも、世界各国で水揚げされたマグロの4分の1が日本で食べられているため、寿司屋だけでなく食卓から消えるのは、時間の問題かも。 ちなみに、カツオの水揚げ量も危うく、1993年の約8万トンから2015年には4分の1の約2万トンまで一気に減っているんだそう。マグロに限らず、今まで当たり前のように食べていた食材を口にできなくなるなんて、想像できませんね。

「アカマンボウ」が得体の知れない魚ではないことが分かったとしても、やはり気になるのは、ネギトロに使われているのかどうかということでしょう。

そして、なぜアカマンボウが選ばれたのでしょうか?

その理由は簡単です。

まず、味や見た目が一般人には見分けがつかないくらい、非常にマグロに似ているからです。
これが代用魚として寿司ネタに用いられる大きな理由になります。

少し前に、近畿大学による養殖マグロが脚光を浴びたことからもわかる通り、マグロは近年乱獲などによりどんどん減少しているのです。

ある漁港では最盛期の10%程度程までに水揚げが減少した所もあるようです。

そこで適切な資源管理が叫ばれているわけです。

そうは言っても、例えマグロが減っているからといって、これだけ日本人の食卓に浸透しているマグロの値段を一気に何倍にも上げることは現実的ではありません。

マグロが好き=マグロの味が好き=マグロと同じような味であれば代替魚でもOK?

というふうにアカマンボウが脚光を浴びたのでしょう。

あとはアミノ酸です。タンパク加水分解物といわれるものがたっぷり入っています。原材料の昧が悪いので、アミノ酸を加えておいしいと感じさせてしまう方法を取るわけです。

こうしてネギトロらしく整えられた物が真空パックになって店に届くシステムです。回転寿司に行く人たちの多くは、中落ちを使った本当のネギトロのおいしさを知らないのではないでしょうか。

私が子どもの頃育った商店街には何軒も魚屋があり、小型とはいえマグロをきちんと1本さばいたりしていました。頼んでおくとすき身を取つておいてくれたのですが、それはそれはおいしかったものです。

その味を知らないから、アカマンボウで作られた物でも「これがネギトロです」と言われれば、ネギトロとはこういう物なのだろうと納得してしまうのかもしれません。

できれば一度、きちんとした中トロや赤身を叩いて、ネギ、ショウガを加え、自分で作って食べてみるといいと思います。その違いは歴然としていますので、どなたにも分かっていただけるはずです。

まるごと越前 ネギトロ 天然マグロ 粗挽き 冷凍 (1kg(1,000g))

天然マグロの赤身・中トロ・大トロの各部位を絶妙なバランスで粗挽きした【ふわとろネギトロ】になります。

粗挽きにした後、すぐに旨味を閉じ込めた状態でお届けします。
卵の黄身を載せていただいたり、ノリで巻いていただいたり、刻みネギを振りかけて食して頂くだけで贅沢な食卓に早変わりします。

お忙しい時にはネギトロ丼だけでも満足度の高いお食事になります。
タンパク質をはじめ、DHAやビタミンも豊富に含まれている天然マグロですので栄養素が偏ることもありません。

多くのネギトロとは違い、増粘剤を一切使っていないため、マグロ本来のトロける旨味をご堪能いただける逸品となっております。

他のネギトロとも十分に比較していただき、お選び頂ければと思います。ふわとろネギトロの良さがわかって頂けます。

■商品内容
内容量:1kg
原材料:マグロ
賞味期限:冷凍で30日間(解凍後は、お早めにお召し上がりください。)
※商品記載の賞味期限をご確認の上、できるだけお早めにお召し上がり下さい。
保存方法 必ず冷凍状態にて保管してください。

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Posted by eating-out