ピーマンといえば、牛肉と炒める「青椒肉絲(チンジャオロースー)」や「なすとピーマンの味噌炒め」など、加熱調理が定番の野菜です。しかし、安全に食べるための正しい下ごしらえや生食の注意点については、意外と知られていません。その理由と対策について解説します。
ピーマン 生 危険 炒める前には必ずゆでる習慣を持とう
まず基本となるのは、流水でしっかり洗うことです。水を流しながら手でこすり洗いすることで、表皮に残った農薬やダイオキシンなどの付着物を落とすことができます。手でしっかりこすり洗いをすることが、危険回避のための最初の一歩となります。
「そのまま炒めれば十分ではないか」と考えがちですが、おすすめしたいのが「千切りにしてからサッとゆでる」という手順です。
なぜなら、ピーマンの表皮のすぐ下にある「クチクラ層」に農薬がしみ込んでいる可能性が否定できないからです。
ピーマンを千切りにした後、沸騰したお湯で30秒ほどサッとゆで、すぐに冷水にとって冷まします。この工程を入れることで、表皮下に残留した不安物質がお湯に溶け出し、安全性が一段と高まります。30秒程度の加熱であれば、ピーマン特有のシャキッとした食感も損なわれません。「炒める際も一度ゆでる」というひと手間が、安心できるクッキングにつながります。
安全なピーマンの選び方と旬
安全でおいしいピーマンを選ぶポイントも押さえておきたいところです。肩が張りすぎており、緑色が濃すぎるものは避けるのが無難です。これは窒素肥料が過剰に施されて軟弱に育った可能性があるためです。良いピーマンは、皮にツヤと張りがあり、ヘタの切り口がいきいきしています。
ピーマンの旬は7月〜9月です。購入する際は、可能な限り減農薬や無農薬で栽培されたものを選ぶとより安心できます。
ピーマンの優れた栄養と成分
ピーマンは非常にビタミンCが豊富な野菜であり、中サイズ約3個で1日の必要量(50mg)をカバーできます。ビタミンCは水溶性のため、摂りすぎた分は尿として排出されますので積極的に摂取したい栄養素です。
ビタミンCの詳しい働きについては、ビタミンC の働きを参照してみてください。
通常、ビタミンCは加熱によって破壊されやすい性質を持ちますが、ピーマンに含まれる成分「ビタミンP」が熱による破壊を防ぎ、体内への吸収をサポートしてくれます。
さらに、抗酸化作用やガンの抑制に役立つとされるカプサイシン、テルペン、アルカロイドといった成分も含まれています。
独特の青くささや苦味があるため、かつては子供の嫌いな野菜の代表格でしたが、現在では品種改良が進み、苦味が少なく肉厚で食べやすい品種が主流となりました。店頭には緑色のほか、赤やオレンジ、黄色といったカラフルなカラーピーマンも並んでいます。
ピーマンの健康効果については、ビタミンが豊富で体を丈夫にするピーマンでも詳しく解説しています。
ピーマン オーガニック
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- 露地栽培に最適な固定種の夏秋用中形ピーマン。草姿は半立性で枝が垂れにくく、草勢は比較的強い。黒あざ果の発生が少なく、栽培全期間を通して果色は濃緑でツヤが良い。
- [内容量:約10粒]
ピーマンは生育初期の根の生長が遅く吸肥力が弱いため、乾燥害や肥切れを起こしやすい野菜です。また、ウイルス病による生育阻害や収量低下が課題となりやすく、特に育土が不十分な自然農法ではこれらの問題が発生しやすい傾向にあります。
日本のピーマン固定種には「伊勢ピーマン」のようなししとう形や、カリフォルニアワンダーのようなベル形が存在しますが、中長形については交配種(F1種)が主流で固定種が存在していませんでした。
そこで自然農法に適した品種を育成するため、初期生育が旺盛で後半まで草勢が衰えない固定種の中形ピーマンを目指し、2007年より「京ひかり」(タキイ種苗)を素材に選抜固定が開始されました。そして2018年、目標を達成した固定種「信州みどり」が誕生しました。
ピーマンをはじめとする新鮮な野菜は、日々の食卓に欠かせない重要な栄養源です。食材ごとの正しい下ごしらえや安全な選び方を知ることで、素材の持つ栄養を効率よく取り入れ、より健康的な食生活を送ることができます。当サイトでは、さまざまな野菜の効能やおすすめの下準備、安全な食生活に関する情報を幅広く紹介しています。


