ファストフード 危険 体への害は酸化した油

2023-03-01

ファストフード 危険 体への害はなんと言っても酸化した油です。植物油は不飽和脂肪を多くふくんでいるのだから加熱すると酸化しやすくなります。だから何度も揚げものに使っていれば当然、酸化します。そんな酸化した油が体に入ればいいことはありません。酸化した油が私たちの体にどのような影響を及ぼすのか、紹介します。

ファストフード 危険 酸化した油

  1. 飽和脂肪
  2. 単不飽和脂肪
  3. 多不飽和脂肪

の 3 つです。

飽和脂肪の特徴は室温で固体状をなすことで、肉類に多くふくまれています。だから動物性脂肪ともいわれるのですが、植物油のなかにもこれを多くふくんでいるものがあります。

ココナツ油、ヤシ油などです。現代人を病気にさせている(あるいは不健康にさせている) 原因の 1 つは、この飽和脂肪のとりすぎだと警告されています。

ファストフード 危険
ファストフード 危険

ステーキやすき焼きをいつも食べているような人はとりすぎの筆頭ですが、そういう高価なものとは無縁の庶民も相当量の飽和脂肪をとっていて、それが病気につながっているのです。

とりすぎになっている最大の理由は 2つあり、1つは ファストフード とレストランです。

もう1つは冷凍食品と加工食品の普及です。アメリカでは 1 日に 4500 万人もの人がファストフード・レストランで食事をしていて、マクドナルドだけでも年間に 600 億個ものハンバーガーが消費されています。

むろん料理はハンバーガーだけではないので、選択の幅はあるけれども、ファストフード・レストランでは、だいたい何を食べても飽和脂肪のとりすぎになります。

なぜかというと、飽和脂肪を高率にふくんだ油を調理に使っているからです。飽和脂肪は不飽和脂肪に比べると熱による変化が起きにくい特徴があります。

植物油や魚の脂に多くふくまれている不飽和脂肪は熱によって酸化しやすいけれども、飽和脂肪は比較的安定しています。

だから大量の揚げものをやらなくてはならないファストフード・レストランでは飽和脂肪を使うということです。

ファーストフードには、揚げ物やフライドポテトなどに使われる油が多く含まれています。この油は、高温で長時間使用されることが多く、再利用されることもあります。そのため、ファーストフードの油には、酸化した脂肪酸やトランス脂肪酸などが含まれていることがあります。

これらの脂肪酸は、健康に悪影響を与えることが知られています。例えば、トランス脂肪酸は、悪玉コレステロールを増加させ、善玉コレステロールを減少させるため、心臓病や脳卒中のリスクを高めることがあります。

また、高温で調理された食品に含まれるアクリルアミドという物質も、健康に悪影響を与える可能性があります。アクリルアミドは、加熱によってできる化合物で、がんや神経系の障害の原因になる可能性があります。

そのため、ファーストフードを過剰に摂取することは健康に悪影響を与えることがあるため、適度に摂取することが望ましいです。また、健康的な食事として、野菜や果物、魚や肉などをバランスよく摂取することが重要です。

牛脂、ラード、ココナツ油、ヤシ油などである。わが国でもトンカツ屋はラードを使っているところがほとんどです。そこでトンカツを考えてみると、豚肉自体に飽和脂肪が多いうえに、飽和脂肪を高率にふくんだ油で揚げているのだから、これをいつも食べているような人は当然、飽和脂肪のとりすぎになります。

トンカツのように甚だしくなくても、えびフライや魚のフライを食べてもやはり飽和脂肪のとりすぎになります。えびや魚自体にはほとんど飽和脂肪はふくまれていないけれども、ころもにたっぶり飽和脂肪が渉みこんでいるからです。

この飽和脂肪の害が問題になって、アメリカでは1986年に、マクドナルドとバーガ・キングが、揚げもの用の油を牛脂から植物油に切り換えると発表しました。

他のレストランのチェーンもそれに追従したところが多く、アメリカ人の飽和脂肪の摂取量は確かに減少したけれども、今度は別の問題が起きています。

植物油を変質するまで使いつづけることによって起こる害です。植物油は不飽和脂肪を多くふくんでいるのだから加熱すると酸化しやすくなります。だから何度も揚げものに使っていれば当然、酸化します。

そして、酸化すると過酸化脂質という有害な物質が生成されてしまいます。その害が今度は大きくなったのです。それにまた高温で加熱すると植物油はトランス型という異性体を生み出します。油を構成している不飽和脂肪酸の配列が変わってしまうのです。

自然の状態ではシス型という配列になっているものが、トランス型という不自然な配列に変わるのである。このトランス型になった脂肪酸もまた有害で、体内の重要な代謝を妨害します。多不飽和脂肪酸がプロスタグランジンという局所ホルモンに変わるのを妨げます。そして、健康のレベルを低下させていく。では一体どうしたらいいのかというと、できるだけ揚げものを食べないようにすることしか防衛策はないのです。

酸化した油の危険性

酸化した油には、体に悪影響を与える可能性があります。酸化した油は、高温で加熱されたり、長期間使用されたりすることで、分解されて不安定な化合物が生成されることがあります。これらの化合物は、健康に悪影響を与える可能性があります。

例えば、酸化した油に含まれる酸化脂質は、悪玉コレステロールを増加させ、善玉コレステロールを減少させるため、心臓病や脳卒中のリスクを高めることがあります。また、酸化した油に含まれる過酸化脂質は、DNAや細胞膜などの細胞内成分を損傷するため、がんや老化の原因となる可能性があります。

さらに、酸化した油に含まれるアルデヒドやアクリルアミドなどの化合物は、がんや神経系の障害などの健康被害を引き起こす可能性があります。

そのため、食用油は、加熱や保存方法に注意して使用することが重要です。加熱には、揚げ物や焼き物などに使われる油を高温で使用することが多いため、適切な温度管理や油の交換頻度を守ることが望ましいです。また、油の保存には、密封容器に保管し、直射日光を避け、湿度の少ない場所に保管することが望ましいです。

脂肪分の多いものは極力避ける 習慣がとても大切です。

揚げ油に添加物が多い 油揚げ

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Posted by d-food