輸入食品 危険 日本は輸入に頼らざるを得ない現状
輸入食品 危険 について紹介します。日本はさまざまな食材を輸入しています。そして輸入品を食べる機会が非常に増えています。
輸入食品 危険 輪人品に頼らざるをえない日本の食料事情
現代の日本において、自給率は低下しており、自給自足できない状況にあります。日本は国土が狭く、土地の割合が農業に適している面積が限られていることや、高齢化による農業人口の減少、技術革新や外国産品の輸入による価格競争力の低下、食生活の多様化による需要の変化などが要因として挙げられます。
日本は、穀物や大豆などの主要な食糧において自給率が低く、特に大豆については、約90%が輸入に頼っている状況です。また、野菜や果物、肉類においても自給率は低く、特に野菜については、輸入に頼ることが多い状況です。
このような食糧事情は、国民の健康や国家の安全保障に関わる重大な問題です。政府は、食糧自給率の向上や農業振興のための施策を取っていますが、効果的な対策には時間がかかることもあります。
今後も、気候変動や天災などの要因により、国際的な食料需要が高まる中で、食糧自給率を高めるためには、農業の生産性向上や省力化、食品ロスの削減、食生活の見直し、そして国民の意識改革が必要不可欠です。
国内で消費される食料を、どれだけ国内で生産された食料でまかなえているのかを示す食料自給率が、毎年農林水産省から発表されています。
平成24年度の日本の食料自給率はカロリーベースで39% 、生産額ベースで68% でした。いずれにしろ、食料の大部分を輸入に頼っています。
具体的には、
- 穀類・いも類:約34%
- 野菜:約23%
- 魚介類・肉類・卵類:約18%
- 菓子・パン・その他の加工食品:約13%
- 乳製品:約6%
日本で禁止されている農薬や添加物を使用した作物や食品も輸入されているのです。とくにアメリカからの輸入品が心配です。アメリカの農薬残留基準値は日本よりも高く、日本で禁止されている有機塩素の農薬の使用も認可されています。
有機塩素の農薬には、かつて広く使用されていたDDT(ジクロルジフェニルトリクロロエタン)や、アルドリン、ディルドリン、クロルデン、エンドリン、ヘプタクロルなどがあります。これらの農薬は、殺虫・殺菌効果が高く、長期間の効果があるため、かつては広く使用されていましたが、環境汚染や食品中の残留物が問題となり、現在は多くの国で使用が制限されています。また、これらの農薬は人体にも有害であるとされ、健康被害が報告されています。現在は、より安全性の高い農薬の使用が推奨されています。
アメリカは遺伝子組み換えの食品も多数あります。遺伝子組み換え食品の危険性は、多くの国出専門家が議論を重ねていますが、次のような危険性を指摘されています。
- 遺伝子の安定性:外部から挿入された遺伝子が、他の遺伝子に影響を与えたり、不安定になることがあるのではないかとの懸念があります。
- 健康への影響:新しいタンパク質が生産された場合、人体に有害な影響を及ぼす可能性があるのではないかとの懸念があります。
- 環境への影響:伝子組み換え植物が、周囲の生態系に与える影響が懸念されています。
ただし、現在の科学的見解では、伝子組み換え食品は、従来の育種法で育てられた食品と同様に安全であるとされています。しかし、安全性については引き続き慎重な評価が必要とされています。
コーングリッツ 危険性 ビール 原料がコーンの場合 遺伝子組み換え 可能性大
日本では不許可のポストハーベスト農薬
収穫したあとの作物に使用する農薬をポストハーベスト農薬と呼びます。農産物を長期保存するために使用されるものや、品質を向上させるために使用されるものなどがあります。
日本でほ認可されていませんが(防カビ剤が農薬ではなく食品添加物として認可されている)、アメリカでは認可されており、レモンやオレンジ、グレープフルーツなどに、必ずと言っていいほど防カビ剤などのポストハーベスト農薬が使用されています。
不安は、農作物だけではありません。アメリカでは、肉をやわらかくしたり、成長を促進したりするホルモン剤を家畜に使用することが認められていますが、日本では使用を規制しています。
国産より価格は安いアメリカ産の肉や野菜、果物ですが、以上のことを考えると、あまりおすすめできません。もし購入した場合は、しっかりとと下ごしらえをして、除毒することが大切です。
TPP
アメリカを含む12カ国が交渉に参加し、2015年に合意が成立しましたが、アメリカが2017年に脱退したため、現在は11カ国での協定となっています。
TPPは、関税の撤廃や規制緩和により、参加国間の貿易を促進することを目的としています。また、知的財産権や労働条件、環境保護などの規制面においても一定の基準を設けることで、各国の競争力を向上させることを目指しています。
TPPは、参加国の経済成長や貿易拡大に貢献するとされる一方で、一部の産業にとっては厳しい競争が生じることが懸念されています。また、規制緩和によって環境や労働条件が悪化する可能性も指摘されています。
TPP(環太平洋戦略的経済連携協定) への参加に向けて、日本政府は交渉を進めています。もしも参加が決定した場合には、食品添加物・遺伝子組み換え食品・残留農薬などの規制緩和により、食の安全が脅かされる可能性があります。
アメリカをはじめ、日本よりも土地や気候に恵まれた固からさまざま食べものが輸入され、スーパーやコンビニの店頭に並ぶようになったとき、価格にばかり気をとられて商品を選び、そのまま口にするのはあまりにもリスクが高い行動です。
農薬の残留基準や、使用が認可されている添加物の種類や量は、国によって異なるからです。そのすべでを把握するのは大変な手間です。そこで、日々のストレスを最小限にとどめて自衛するために提案したいのが、下ごしらえ等のひと手間。ほんの少しの工夫で食べ物の不安を軽減することができるのです。