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添加物も容器も不安なカップめん

日本ではジャンクフードの代表とされているカップめん。料理をする時間がないときだけでなく、さまざまな場面で利用されていることでしょう。

しかし、このカップめん類には危険がいくつかあり、安全に食べるには工夫と注意が必要です。

まず、食品添加物で気になるのは、よく目にするリン酸塩。リン酸塩は品質改良剤や結着剤として使用されていますが、たくさん摂取してしまうと骨を弱くし、鉄分が吸収されるのを邪魔して、貧血を招く危険があります。昔よりは、あまり使われなくなってきてはいるようですが、注意が必要です。

そのほか、増粘多糖類や植物タンパクも気になるところです。増粘多糖類には、発ガン性の不安があるカラギーナンという増粘剤が使われている可能性があります。植物タンパクにはそのものにリン酸塩が使われていることが多く、原材料名に表示されていなくても心配があります。できるだけ、こういった添加物が使用されていないものを選ぶとよいです。

少しでも安全に食べるように食べ方を工夫する

続いては、容器の問題です。カップめん類の容器にはたいてい発泡スチロールが使われていますが、この発泡スチロールからは、スチレントリマーやスチレンダイマーといった環境ホルモンが溶け出すことが問題となっているのです。これらの環境ホルモンには、私たちの生殖機能に影響して、遺伝子の障害を引き起こす可能性があります。どの程度影響するのかということは、はっきりとわかってはいないようですが、危険な可能性があるものはできるだけ避けたほうがよいでしょう。

環境ホルモンは油に溶け出しやすい性質なので、もしも発泡スチロールのカップめんを選ぶなら、中身が通常の油で揚げられているめんよりは、ノンフライめんと表示されているもののほうがまだよいです。

容器は容器でも、紙の容器が使われているカップめんもあり、発泡スチロールよりは危険が少ないです。

そして、少しでも安心して食べるには、熱湯によって環境ホルモンが溶け出すのを防ぐために、容器にそのまま直接熱湯を入れるのではなく、陶器のどんぶりなどに移して食べることです。また、容器に熱湯を入れた場合には、1分経ったら、そのお湯を一度捨てましょう。こうすると、添加物の一部がお湯に溶け出します。かやくや調味料を入れたらもう一度お湯を入れ、3分待つものなら、あと2分待ちます。

輸入材料が使われている茹でめん類

家庭でうどんやそばを食べるとき、一度茹でられている麺を買ってくることはありませんか。乾麺と違って調理時間が少なくて済むので、茹でてある麺はとても便利です。

しかし、その状態で販売されている麺類の小麦粉やそば粉には、輸入ものが使われていることが多いのです。例えば、そば粉なら「信州」や「更科」などと国内産の表示であったとしても、実際には輸入ものの場合があります。

国内産の表示でも心配な場合がある

原産国というのは中身に実質的な変更を加えた国というような規定があって、外国産だとしても、粉をこねて麺にした場所が日本国内なら、国内産と表示してもよいことになっているのです。

外国産で輸入されている小麦粉やそば粉は、国内産の粉と比べて弾力が無いため、添加物のリン酸塩などが使われていることが多くなっています。ですから、茹でてある麺を食べる場合には、そのまま出し汁の中に入れてしまうのではなく、一度サッと茹でるか、せめて熱湯をかけ湯通ししてから使いましょう。

ただ、茹でめんに添加物が使われているとしても、具材にわかめを使うと良いです。わかめの食物繊維には添加物を体外へ排出するはたらきがあるので、不安は少し減ります。さらに、カルシウムが多く含まれているため、添加物が入っていても、カルシウムのバランスを取り戻せます。

できれば、国内産粉100パーセント使用と表示されているものを選ぶと安心できます。

ちなみに、昔ながらの乾麺のほうが安心です。乾燥した棒状のうどんやそばには、まず添加物は使用されていません。それに、茹でる時間が長いので、添加物などが入っていてもお湯に溶け出します。

添加物が多いお弁当、おにぎり

手軽でも頻繁に食べないほうがよい

忙しく毎日を過ごしている人には、とても便利なお弁当類やおにぎり。コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどで、気軽に購入することができるし、大人も子供も問わず、ずいぶん多くの人が利用することでしょう。

しかし、これらは、裏の表示をみるとわかるように、不安な添加物の宝庫なのです。

おかずのからあげやハンバーグ、カツなどには脂肪分が多いし、実はあまり質の良くない油が使われています。また、塩分も割と多く、全体的に味つけが濃くなっています。最近のお弁当類は健康志向でつくられているものも増えましたが、やはり野菜が少なめです。

そして、お弁当というとだいたいプラスチックの容器に入っていますが、持ち帰り弁当の容器には、ポリカーボネート製がよく見られます。ビスフェノールAという環境ホルモンが溶け出す恐れがあるので、その容器のままレンジで温めてはいけません。ちょっと面倒でも、お皿などに移してから温めましょう。

ご飯ものといえば、おにぎりやお寿司もあります。こういったものにも、ソルビン酸という保存料やタール系色素という着色料、ステビア、グリシンという甘味料など、多くの添加物が使われています。

忙しさのあまり、ゆっくり味わって食べていられないという人もいるでしょうが、こうした手軽なものは、健康のためには良いとはいえません。ですから、できることなら頻繁には食べないほうがよいでしょう。

それでも、どうしても頻繁にお弁当を買ってしまう、という人は、サラダや味噌汁を一緒に食べるようにしましょう。職場で食べるなら、味噌汁はインスタントのものでも大丈夫です。これらに含まれる食物繊維やビタミンC、カルシウムなどが添加物の害を防いだり、減らしてくれます。

偽表示に注意が必要なお米

例えば、「○○産こしひかり100パーセント」と表示されているお米が販売されていたとします。しかし、実際には、このお米はいくつかの産地の混合米だった、という話しを聞いたことはないでしょうか。

私たち日本人の主食であるお米ですが、安心なお米を食べていますか?

残念ながら、ブランド米100パーセントの表示を信用している消費者は、それほどいないかもしれません。

安全でおいしいお米を選ぶ方法は次の3つです。

  1. 栽培責任者がはっきりわかるお米を選びましょう。
  2. 「DNA鑑定で品種管理している」などと表示されているお米を選びましょう。
  3. 「新米」と表示してあるお米を選びましょう。

なお、農薬などでお米のモミや外皮が汚染されている不安があるかもしれませんが、精米の段階で取り除くことができるので、それほど心配はいりません。心配なのは、除草剤です。除草剤が土から吸収されて、お米の粒に残っている可能性があります。ただ、除草剤は水に溶ける性質があるので、次のようにすることで、不安を一掃して食べることができるのです。

まずは、お米を研いだらしばらく水につけておきます。時間の目やすは、夏場は30分、冬場なら1時間~1時間30分くらいです。これで、除草剤が水の中に溶け出していきます。次に、つけておいた水はいったん捨て、お米と同量の新しい水を入れて炊きます。同量なのはなぜかというと、つけおきしている間にお米が水を吸うからです。現在の電気釜にはきちんと目盛りがついているので大丈夫ですが、炊飯時の水の量はお米の2割増しというのが基本です。さきほどのお米の吸水割合はほぼ2割なので、その分を引いて、同量の水でちょうど良くなります。

新米については、その年の秋に収穫されてから翌年の梅雨の時期までのお米が新米と表示されます。では、これらをすべて信用してよいのかというと疑問が残るのですが、どうしたら本当の新米を選ぶことができるのか、次に挙げます。

お米の入った袋の全部または一部が透明であり、中のお米が見えるものを選びます。良い新米にはツヤがあって、腹白米が少ないのです。ですから、部分的に白くなっている腹白米が多いものは避けましょう。

具材に添加物が多く含まれている菓子パン、サンドウィッチ

手軽に食べることができるので、早く済ませたい昼食やちょっと小腹が空いたときなど、また子供のおやつに、菓子パンを食べることもあるでしょう。

どこでも買えるし、最近のパン類は見た目にもおいしそうだし、つい手を伸ばすこともあります。しかし、こういったパン類にも、添加物はけっこう使われているのです。

菓子パンの不安

クリームパンやチョコクリームパンには、中のクリームやチョコレートが腐敗するのを防ぐためのソルビン酸Kという保存料をはじめ、添加物がいろいろ使用されています。ほかにも、ソーセージやカレー入りのパン、ピザ風のパンなどの調理パン類がありますが、こういったパンにも同じように保存料や添加物が使われています。

しかし、なかにはほとんど添加物が使われていないパンもありますから、やはり、パッケージの表示をよく確認することが大事です。

比較的安心なのは、あんパンです。それは、あんこのもとのあずきに腐敗を防ぐ働きがあって、保存料を使う必要がないからです。

それなら、街のパン屋さんのできたてのパンなら安心、思うかもしれません。確かに、スーパーマーケットやコンビニエンスストアに並べられているパンと比べると、保存料の面では安心かもしれません。ただ、パン屋さんのパンはパックされていないものが多く、それらには表示の義務はありませんので、まったく問題なしとはいえないのです。

サンドウィッチの不安

お総菜系からスイーツ系までさまざまな種類の具材が挟まれているサンドウィッチ。こちらも、昼食やおやつに食べる人が多いでしょう。

原材料名を見てみると、このサンドウィッチにも、添加物がいろいろ使われています。心配なのはパン生地よりも具材のほうです。よくあるのは、グリシンという添加物。グリシンはさまざまな加工食品に使われているものですが、調味料として、保存料として、酸化防腐剤として、など、使う目的も多いのです。

不安が指摘されているものですから、できれば避けたいところです。時間があるようなら、好きな具材をたくさん挟んだサンドウィッチを手作りするのが一番安心ですね。

イーストフードの成分に注意が必要な食パン

みなさんは朝食にご飯を食べますか?それともパンでしょうか。ご飯と比べると軽いので朝はパン派、という人も多いかもしれません。

パンのなかでも特に食パンは、トーストしてバターをぬったり、サンドウィッチにしたり、フレンチトーストにしたりなど、いろいろ楽しく食べることができます。こうして活躍する食パンですから、できるだけ安心なものを選びたいところです。

そこで、安心なパンを選ぶポイントとして、原材料名の表示をよくみることがあります。原材料名のところに「ビタミンC」または略して「V・C」と表示されているものを選びましょう。こうした表示がない場合には、イーストフードの成分に「臭素酸(しゅうそさん)カリウム」が使われている可能性があるため、注意が必要です。

ビタミンCは抗酸化作用のある栄養素として知られていますが、パンの生地を形成する働きがあります。イーストフードは、パンの生地の中で酵母の発酵を促進するために働く成分です。

臭素酸カリウムは、製造過程で加熱することによって分解されるため残存しないということが、以前厚労省に認可されているため、パッケージへの表示義務は無かったのです。しかし、発ガン性の不安があることがわかり、以前と比べるとあまり使われなくなりました。その代わりとしてビタミンCが使われることが多くなったのです。

ほかに添加物として、乳化剤が使われている食パンがあります。乳化剤はパン生地の中の水分と油分を均一にする働きがあって、パンの弾力性、柔軟性を保つものです。乳化剤には何種類かあるのですが、そのうちどれが使われていても心配はないといいます。

なお、「全粒粉」を使ってつくられている茶色っぽいパンには、白いパンよりも食物繊維が多く含まれています。食物繊維は、健康に害のある物質を吸着して体外に排出する働きがあるので、添加物や農薬などの害を防ぎます。