揚げ油 危険性 老化と病気リスクを高める

2022年10月17日

揚げ油 危険性 老化と病気リスクを高める ので注意しなければいけません。揚げ物に使われている油の危険性についてはさまざま言われていますが、じつはこれだけではなくて、もうひとつの危険性を指摘しておきたいと思います。
おいしい揚げ物はサクッとこんがり揚がっていて、きつね色をしています。あの色は、メイラード反応( 褐変反応 ) と呼ばれる反応が起きていることを示すものです。加熱によって物質が極度に劣化してしまった状態です。

揚げ油 危険性
揚げ油 危険性

そういう物を身体に入れるということは、それだけでリスクがあります。トーストも、あまりこんがり焼いた物を毎日食べるのはよくないですし、ご飯のおこげも頻繁に食べるのはやめたほうがいいでしょう。

もっとよくないのは、魚や肉などたんばく質が焦げてしまった物。油でこんがり揚げた物も同じことです。

その毒性を消すために、体内で抗酸化物質を大量に使わなければならなくなるのです。身体が自分を守ろうとする働きが自動的に起きます。ですから、もし揚げ物を食べるなら、それに見合うだけの抗酸化物質が身体の中になければ駄目なのです。

ところが、現代人の食生活では、野菜も不足しがちですし、抗酸化物質は足りていません。それでも、1ヶ月に1度くらいの頻度ならそれほど影響はないかもしれませんが、頻繁に揚げ物を食べている場合、それを無害化することができなくなっていると思ってください。それは積もり積もって、各細胞の劣化、つまけ急激な老化に繋がってしまいます。

揚げ物を食べる頻度が上がれば上がるほど、老化が進み、病気になるリスクが増大していると認識しなければなりません。

ましてや、本来飲食店でもないコンビニやスーパーマーケットで、それほどの専門知識を持っていないであろうスタッフが調理した揚げ物を食べる、などというのは考えてみれば恐ろしいことです。

飲食関係の仕事をしている仲間たちもほとんど食べません。それには食べない理由があるわけです。何も知らない消費者だけが食べているのです。

全てとは言いませんが、トンカツ屋のチェーン店のようなところも、実態を知ったらとても食べられたものではありません。使っている油も肉もひどいものですし、不衛生極まりありません。

でも、揚げてしまっているので少々のことは分からないのです。あまりにも毎日のように異常に揚げ物が食べたくなる人は、そもそも、よい油が不足しているのではないかと疑ってみてください。

意識的に摂らないと不足しがちなオメガ3脂肪酸を、亜麻仁油やえごま油(良質なものに限る)、青魚(ただし生で) などから補うと、ほとんどの揚げ物好きは見事に解消されます。

実はそれほど揚げ物が食べたかったわけではないということに気づくのです。身体は、揚げ物ではなくオイル、それもオメガ3脂肪酸を求めていたということが分かります。

それでもなお揚げ物が食べたいという場合、もしも、揚げ物に見合った量の酵素を摂取できる分の野菜を食べようと思ったら、どのくらい必要でしょうか。

揚げ物には中身もありますから厳密なことは言えませんけれども、目安として、重量ベースで揚げ物1に対して最低でも10の新鮮な生野菜が必要だと覚えておいてください。100 gの揚げ物を食べるなら、1 kgの生野菜も一緒に食べなければならないということです。これはスゴイ量です。

抗酸化物質の蓄積が十分にある人ならそれほど摂らなくても大丈夫かもしれませんが、揚げ物を頻繁に食べている人は、体内の抗酸化物質は消費し切っているということですから、そのくらい野菜を大量に食べないと埋め合わせできないと考えたほうがいいのです。

1 kgの生野菜など摂るのはほとんど不可能ではないでしょうか。つまり、揚げ物は量を減らすに越したことはないということです。一般に、高温で調理すると、その素材が持っているたんばく質が変成を起こしてしまう問題も生じます。

野菜にもたんばく質が含まれていますから、高温になれば変質します。それをたまに少量食べたからといって大きなダメージになることはないのですが、日常的に連続して食べるのは得策ではありません。

もしも調理法を選ぶことができるなら、蒸す、あるいはゆでる方法がベストです。蒸す、茄でるという調理法では、基本的に水の沸点である100度を超えません。残念ながら酵素は失活(活性を失うこと) してしまいますが、安全な温度帯で調理できるところがメリットなのです。

 

 

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