バナナ 残留農薬 の不安は軸から1cmに集中している
バナナ 残留農薬 の不安は軸から1cmに集中しています。バナナの軸は腐りやすいため、多くは収穫後にポストハーベスト農薬が使用されています。フィリピン産は化学薬品を防腐剤として使っているため、要注意です。フィリピン産と台湾産のバナナを比較しています。
バナナ 残留農薬 などの不安物質を避けるには
- 皮をむく不安の大きい場合には、皮をむく前に流水の下でよくこすり洗いする。
- 軸に近いほうから1cmほど果肉を切り落とす。1cmより先に有害物質浸透の不安は少ない。
軸の近くを取り除けば浸透した農薬も安心
日本に出回っているバナナは、ほとんどが輸入物で、フィリピン産が約9割をしめているといわれています。価格が安く、1年中手に入る栄養価が高い果物なので、日常的に食べている人も多いかと思います。
バナナは軸が腐りやすいため、はとんどの場合、収穫後に防腐剤や防カビ剤などのポストハーベスト農薬が使用されています。フィリピン産のバナナは化学薬品を使っているため、要注意です。台湾産は防腐剤にミョウバンを使用しているので、できるだけ台湾産を選んだほうが安心です。
フィリピン 台湾産を比較
項目 | フィリピン産バナナ | 台湾産バナナ |
---|---|---|
主な品種 | キャベンディッシュ種 | 大部分が「台湾バナナ」種 |
味の特徴 | 甘味が強く、さっぱりした風味 | 甘味が濃厚で香りが豊か |
大きさ | 中程度~やや大きめ | 中程度 |
外観 | 皮が薄めで、黄色が鮮やか | 皮が厚めでやや緑がかった色合いが残ることがある |
生産地の特徴 | 熱帯地域での大量生産 | 温暖な気候で栽培、主に小規模生産 |
価格 | 比較的安価 | フィリピン産より高価 |
流通量 | 日本市場での流通量が多い | 比較的少ないが根強い人気 |
農薬使用 | 多め(輸出用で防腐処理されることが多い) | 農薬使用量は比較的少ないとされる |
保存期間 | 長期間保存に向く | 輸送距離が短いため鮮度が高い |
特徴的な利用法 | スナックやデザート向き | そのまま食べるのが適している |
選び方のポイント
- 甘さ重視ならフィリピン産:手軽で安価、スイーツにも使いやすいです。安全重視なら台湾産が安心です。
- 風味や品質重視なら台湾産:高価ですが、鮮度と香りに優れています。
どちらも良さがありますので、好みや用途に合わせて選んでみてください!何度も言っていますが安全重視なら台湾産がおすすめです。
バナナを少しでも長持ちさせるための保存法
バナナを少しでも長持ちさせるためには、以下の保存方法が効果的です。
保存環境を整える
- 直射日光を避ける
日陰で風通しの良い涼しい場所に置きます。暑すぎると早く熟し、傷みやすくなります。 - 冷蔵庫を避ける
冷蔵庫の低温はバナナにストレスを与え、皮が黒くなる原因になります。ただし、完熟したバナナは冷蔵保存も可能です(後述)。
2. ヘタをラップで包む
- ヘタの部分をラップでしっかり包むと、エチレンガス(熟成を促すガス)の放出を抑えることができ、熟成を遅らせます。
3. 吊るして保存する
- 専用のバナナスタンドを使用
バナナを吊るすことで通気性を良くし、傷みを防ぎます。 - 袋や他の果物と一緒に置かない
他の果物が出すエチレンガスで熟成が進みます。
4. 完熟後の冷蔵保存
- 皮をむかずに保存
熟したバナナは冷蔵庫で保存できます。皮は黒くなるものの、中身は品質が保たれます。 - 冷凍保存
食べきれない場合は皮をむいてカットし、ラップやジップロックに入れて冷凍庫へ。スムージーやお菓子作りに利用できます。
5. 完熟バナナの加工
- 熟しすぎた場合、スムージー、バナナブレッド、ヨーグルトに混ぜるなど加工して食べると無駄にしません。
ポイント
- 保存環境によって劣化速度が変わるため、購入時期や熟し具合に応じて方法を使い分けると効果的です!