月別アーカイブ: 2015年7月

発泡スチロールカップに環境ホルモン「即席味噌汁」

紙カップのものを選べば、問題なし!

お湯を入れてかき混ぜるだけの即席みそ汁。簡単にみそ汁の豊かな味わいが楽しめるとあって、けっこう売れています。食品添加物は「調味料(アミノ酸等)」と「酒精」(アルコール)ぐらいで、不安点はありません。

心配といえば、塩分が濃いめなこと。そこで、栄養成分の表示がついていて、塩分が10%以下とわかるものを選ぶのがポイントです。

カップ入りみそ汁の場合は、紙カップを選ぶことです。発泡スチロールの場合、熱湯を注いだときに環境ホルモンが溶けでる不安があるので要注意。

また、塩分の害を減らすカリウムを多く含む具のみそ汁を選べば安心。前述したもの以外では、たとえば、わかめ、ほうれんそう、納豆、油揚げなどを使ったものを。

もっとも、これらの具が入っていても、使っている量が少ないので、さらにわかめ(カットわかめで十分) を加えることをおすすめします。また、カリウムの多い具がもともと入っていない即席みそ汁には、必ずわかめや油揚げ、ゆば、干ししいたけなどを加えるようにしましょう。

だしいりのみそは塩分過多のものあるので注意する

わかめ、じゃがいもには塩分の害を減らすカリウムやヨードが含まれる

みそは日本人の食生活に欠かせない伝統的な食品です。以前は漂白剤の「亜硫酸塩」などを使ったものもありましたが、いまは添加物の不安はありません。
選ぶときに大切なのは、パッケージの表示の見抜き方です。「国産大豆使用」とあっても、実際は輸入大豆も合わせて使っている場合がほとんどです。

残留農薬などは製造過程でほとんどとり除かれますが、遺伝子組み換え大豆かもしれない不安が残ります。
そこで、「国産大豆100%」のものを選べば大丈夫です。「純正」という表示もよく見かけますが、これは、保存料や漂白剤を使つていないという意味です。しかし、いまのみそは添加物を使わないものがほとんどで、もともと、どのみそも純正といえるのです。

「無添加」の表示は、添加物はもちろん、発酵をとめる酒精( アルコール)も使っていないもの。「生みそ」は、酒精を添加せず、加熱もせず、酵母を生きた状態でパックしたもの。価格の割には味にそれほど差はありません。「天然醸造」は、自然の気温で1一年ぐらいかけて発酵させたものです。しかし、実際は3ヶ月ぐらいの速醸のみそがほとんどで、本物の天然醸造がどれだけあるかは疑問です。アミノ酸などの調味料を加えた「だし入りみそ」は、かなり塩分が高いものを見かけます。

栄養成分を見て、食塩が100gあたり12%未満のものを選ぶとよいでしょう。

みそ汁が、日本人の塩分摂りすぎの原因のようにいわれたこともありましたが、いまは、辛口みそで12~13%ぐらいで、かなり塩分を抑えてあります。気になる人は、成分表示を確かめて、10%前後のものを選びましょう。「薄塩」「減塩」と表示されていても、基準とする数字があいまいなので、当てにはなりません。

乳がんを抑制するみそ | ガンの予防対策と増殖抑制作用を高める
https://malignant-tumor.com/archives/112

過剰摂取はカルシウム不足の原因になる「砂糖」

「砂糖不使用」の表示でも、パラチノースやオリゴ糖などが含まれている

砂糖にはさまざまな種類があります。せいせい「精製糖」。サトウキビから煮だした糖液を濃縮し、遠心分離器で蜜を分離して精製したもの。

「三温糖」。完全に精製された砂糖液から白砂糖を繰り返しつくり、残った液を結晶させたもの。

褐色の色は、精製の途中で熱を加えることでできたもの。ミネラルが多いわけではなく、健康によい根拠はありません。「キビ砂糖」。サトウキビの液を脱色・精製しないまま煮詰めたもの。原液の養分とミネラルをたくさん含んでいるといわれていますが、ごくわずかです。

「テンサイ糖」。砂糖だいこん(ビートまたはテンサイともいう) の汁を煮詰めて精製したもの。

「黒砂糖」。サトウキビを搾った汁に石灰を加え、濾して煮詰めて固まらせたもの。カルシウム、鉄分の量は砂糖の中では一番。いずれも、添加物の心配はありません。

ところで、糖分は1日当たり、大人で50g、子どもで30g以下が望ましいといわれています。健康を考えた1日の量を考えると、砂糖からミネラルを摂るのはムリがあります。
ということは、どの砂糖を選んでも、さほど違いはないということ。ここで、砂糖のよい点をあげてみましょう。体の中に入ると、すぐにエネルギーになるので、疲れをとるのに即効性があります。

素早く吸収されて、脳の働きを活発にするエネルギー源としても大切な役割を果たしています。そのほか、防腐性、浸透性、ゼリー化など、いろいろと効果を発揮します。

問題点は、砂糖を摂りすぎると、ムシ歯の原因になる。ビタミンBl不足になりやすい。カルシウムが不足。 血液中に中性脂肪が増え、肥満、動脈硬化になりやすいことなどがあげられます。
甘いものはなぜやめられない?もとても興味深いところです。

砂糖は体にとって必要な成分だけれど、摂りすぎると、いろいろと問題がありそう。安心な食べ方は、糖分控えめということにつきます。なお、飲料水などに記載されている「無糖」「糖分ゼロ」「ノンシュガー」「シュガーレス」「シュガーフリー」は、すべて同じ意味。糖分はほとんど含まれていません。
ところが、「砂糖不使用」とくれば、砂糖は使っていないけれど、パラチノースやオリゴ糖などを使っているということです。うっかり糖分が入っていないと勘違いしないように。

ガンの原因にもなる「塩」

質にこだわるよりも、量を抑えることが重要

最近は、健康ブームの影響もあり、さまざまな自然塩が出回っています。どの塩も、食品添加物などの不安はありません。「食塩」は、イオン交換膜製法でつくられています。

これは、海水に溶けているプラスイオンのナトリウムとマイナスイオンの塩素を電気的に海水から集めて、ナトリウム塩素とするものです。塩化ナトリウム分が高く(99%)、昔の塩のようにマグネシウム、カルシウム、カリウムといったミネラル分(にがり分) はほとんど含まれていません。「天日塩」は、オーストラリアやメキシコの塩田で海水を自然乾燥させた天日塩を輸入。水に溶かし、不純物をとり除いて再生したものです。

地域名をつけて●●塩とうたった塩も売られています。しかし、実際にその地域で、塩田法にのっとってつくられた自然塩は、ほとんどないと考えてよいでしょう。

また、最近、海洋探層水塩が話題になっています。海洋学で海洋深層水といえば、探さ300~500m程度の海水のことですが、現在、一般的には深さ300メートル程度の水を指しているようです。さて、世間でいわれているように、この海洋深層水塩は、自然塩の中でもっとも効率的にミネラル(カルシウムとマグネシウム) を補給できるのでしょうか。

私たちの1日の食塩の摂良(塩分とは違う) を、多くても2gとします。その2gを深層水塩で摂ると、カルシウムの摂取良は成分計算から31mgとなります。
これは、30~49歳の日本人栄養所要量である600mgの200分の1です。含有量が多いといわれるマグネシウムでも、一日栄養所要量の約13分の1にしかならないのです。このように考えてみると、塩からミネラル分を補おうとするには無理があるのがわかります。

どのタイプの塩を選んでもさほど変わりはありません。あとは、味などの好みの問題でしょう。高いお金を出してまで選ぶ意味は小さいと思います。栄養については、ミネラルの心配をするより、塩の摂りすぎに注意することのほうが大切ではないかと思います。

食塩の摂取を注意することも大事ですが、摂りすぎてしまった際には塩分を排泄するためのカリウムがおすすめです。カリウムは生の果物や野菜に多く含まれます。ゆでたり、火を通すとカリウムは抜けてしまうので生で食べるのがいいでしょう。

酒のつまみにむかない「燻製」

アルコールは、つまみの中の添加物の吸収を早める作用がある

「イカのくん製」に「ホタテのくん製」「タラのくん製」…これらの製品は乾きものの酒のつまみとして定番です。このくん製品にも、添加物がけっこう使われています。

たとえば保存料として「ソルビン酸K」、品質改良材の「リン酸塩」、甘味料の「ソルビット」「甘草」「ステビア」、調味料(アミノ酸等)、酸味料などです。
ほかにも、着色料として「コチニール(カルミン)色素」が使われていることもあります。せめて、ソルビン酸K やリン酸塩が入っているものは買わないこと。

甘味料のソルビット、甘辛、ステビアの表示があるものも避けたいもの。ちなみに、ソルビットはさわやかな甘みの甘味料で、保湿効果や鮮度を保つ効果、ほかの甘味料の嫌みを消すなど、さまざまな効果があります。そのため、いろいろなものに入っています。

だから、あれやこれや食べているうちに、必然的にたくさん摂ることになってしまいます。しかし、たくさん摂取すると下痢を起こすおそれがあるので要注意です。

さて、まったくの無添加のくん製品もあります。きちんと表示を確かめて、買うならコレにしましょう。安心な食べ方は、添加物が入ったくん製品をアルコールのつまみにして食べないことです。アルコールは添加物の吸収を早め、たくさん摂ることになります。「酒の肴は手づくりに限る」ということでしょうか。無添加の燻製はこちら。

乳化剤やソルビン酸Kが不安物質「チーズ」

ナチュラルチーズは、その名のとおり、自然のままで健康によい

少し前まで、チーズといえば「プロセスチーズ」でした。最近では、これに代わってカマンベールチーズやクリームチーズ、カッテージチーズなどの「ナチュラルチーズ」が人気です。

さて、結論から先にいいましょう。ナチュラルチーズに添加物は使われていません。ナチュラルチーズはその名のとおり、加工していない自然のままのチーズ。動物の乳に酸や酵素を加えて固め、細菌を使って熟成させたものです。

一方、プロセスチーズは、ナチュラルチーズを砕いて熱で溶かし、殺菌して容器に一丁詰めたもの。さまざまな種類のナチュラルチーズをブレンドしています。そのため乳朋化剤を添加しています。なかには、保存料の「ソルビン酸K」が使われている場合もあります。

プロセスチーズを選ぶなら、ソルビン酸K が入っていないものを選ぶこと。なお、チーズのカビは安全だという人がいますが、それは大きな間違いです。多分、カマンベールチーズやブルーチーズなど、カビをつけて独特の味を出したものがあるため、そういう誤解が生まれたのでしょう。しかし、製造後に生えるカビは衛生上好ましくありません。風味も落ちているので食べないことです。

安心のナチュラルチーズはこちら。

総菜・煮物

味噌汁の解毒作用を活用する

和風の煮ものは「お袋の味」の代表格。添加物など使わない、昔ながらのおかずのイメージが強いのですが、スーパーやコンビニなどで売られている惣菜・煮ものは、ちょっと違います。パッ

ケージの裏の原材科名の表示をよく見ると、保存料などの添加物がけっこう入つていることがわかります。たとえば、惣菜の代表「きんぴら」の原材料名の表示を見ても、「リン酸(Na)」」、甘味料の「甘草」などの不安な添加物が使われていたりします。

このほか、よく見かける不安添加物に、保存料の「ソルビン酸K」、甘味料の「ステビア」などがあります。

ところで、同じきんぴらでも、「調味料( アミノ酸等)」すら入っていない優秀な総菜・煮物も出回るようになってきました。表示をよく見て、安心なものを探してください。

安心度を少しでも高めるために、市販の惣菜を食べるときは、みそ汁も一緒にとることを忘れずに。発酵食品であるみそは免疫力を高める力にすぐれており、また大豆に含まれるポリフェノールが強い抗酸化作用を発揮するからです。

また、みそ汁の具には、カルシウムや食物繊維、解毒のビタミンA 、C、E をたっぷり含んだわかめやほうれんそうなどをたくさん入れましょう。市販の惣菜・煮ものによく使われるリン酸塩などの添加物の害を消してくれます。

ちなみに味噌は乳がんも抑制します。

健康食品の代表格「ナットウ」

よく練り、ねばりを出して納豆菌の活動を活発にする

「納豆は大豆と納豆菌でつくる無添加食品。安全な健康食品」と太鼓判を押したいところですが、もしかしたら、おおもとの材料の大豆に遺伝子組み換え食品を使っているかもしれないという心配があります。パッケージに「国産大豆100%」と表示してあるものを選べば安心。この表示以外の納豆には輸入大豆が使われていることが多く、遺伝子組み換え大豆の不安はぬぐえません。

「極小」「超小粒」とうたったもの、「炭火発酵」「本格熟成」と、つくり方を特徴づけたもの、さらに「有機栽培無農薬」としてOCIAのマークがついたものなども出回っていますが、栄養価や味、品質に変わりはありませんOCIAはアメリカのオーガニック認定団体で、日本の有機栽培ガイドラインよりは信頼度が高いようです。

ところで、「輸入大豆だと、ポストハーベスト農薬が不安」という声も聞かれますが、あまり心配する必要はありません。納豆は製造過程で水にひたすので、農薬などの不安物質が残っていても、水に溶けだしてしまいます。さらに、大豆に含まれている食物繊維が、有害物質を体の外に出してくれるのです。さて、納豆を食べるときは、できるだけ「ねばり」を出して食べることをおすすめします。

ねばりが納豆菌の活動を活発にし、o157などの食中毒菌に対する力を高めてくれるからです。また、ねばりの中に含まれる「ナットウキナーゼ」は血栓を溶かす作用もあります。納豆を長くおくと、チロシンというアミノ酸の結晶ができてジャリジャリしますが、心配はいりません。それでも、製造されてから5日目をめどに食べましょう。そのほうがおいしくいただけます。ナットウキナーゼについてはこちら

揚げ油に添加物が多い、油揚げ

油抜きで不安物質を解消する

とうふを薄く切って揚げたものが油揚げ。材料のとうふには、不安な添加物は使われていませんが、それでも、気になる点が3つ。

1つは、「丸大豆」「国産大豆」という表示の場合。とうふと同じように、輸入大豆が使われていて、遺伝子組み換え大豆かもしれない不安があります。2つめは、揚げ油の種類がわからないこと。遺伝子組み換え食用油が使われているかもしれません。
3三つめは、揚げ油の持ち込み添加物として(揚げ油に添加物が入っている)、酸化防止剤の「BHA」が使われているかもしれない不安です。

さて、遺伝子組み換え大豆が不安なら、「遺伝子組み換え大豆は使用していません」という表示があるもの、あるいは「国産大豆100%」のものを選んでください。

揚げ油については、油揚げを使う前に熱湯をかけるか、熱湯をくぐらせて油抜きを行います。油分が熱湯に溶けてとれるので、揚げ油の添加物BHAがあったとしても減らせますし、遺伝子組み換え食用油の不安も少なくをります。さらに、油臭さもとれて、料理の昧もすっきりします。