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日本独特の曖昧な日本の食べ物の表示

表示を見る際、騙されてはいけないのは、「カロリーオフ」「糖分控えめ」「減塩」「砂糖不使用」などの表示です。

このような表示がされている商品は、俗に「控えめ食品」と呼ばれますが、健康増進法の栄養表示基準によって、強調表示できる量は細かく定められているのです。

強調表示の対象は、「熱量(カロリー)」「脂質」「飽和脂肪酸」「コレステロール」「糖類」「ナトリウム」で、食品と飲料では量が違います。「

ほとんど含まれていない」場合には、「ゼロ」「レス」「無」「ノン」という強調表示ができます。

ただし、「まったくのゼロ」ではありません。

清涼飲料の場合、100ml当たり5kcal未満になれば「ノンカロリー」の表示ができます。「オフ」「ライト」「低」「控えめ」などの場合は、カロリーで言うと、食品で100gあたり40kcal以下、飲料で20kcal以下となっています。

気をつけなければならないのは、いずれも100ml(飲料)、100g(食品) 単位で表示してあることです。

清涼飲料のペットボトルは通常500mlだから、全部飲めばかなりの量になります。

必ず1本分に換算しないといけません。よくある「甘さ控えめ」「あっさり塩味」「すっきり味」といった、味に関するものには、強調表示の基準はありません。味は感覚的なものと考えられているからです。

牛乳の名称にも利用されている「おいしい」も同様である。「果汁100% 」「濃縮還元」と表示されているジュースの意味もわかりにくい。「果汁100% 」は、搾汁時そのままの状態で、水で薄めていないもの。

「濃縮還元」は、搾汁したものを、いったん濃縮したペースト状にして冷凍保存。ジュースにするとき、このペーストに水を加えて搾汁時の状態に戻したものをいいます。

濃縮還元のジュースには輸入品が多く、ジュースをそのまま輸入すると体積が大きくなりコストがかかるため、濃縮して輸送コストを下げているのです。

そして、日本で水を加えて元の濃度に還元して販売。どんな水で還元するのかはメーカーによって違うので、メーカーに問い合わせてみるといい。教えてくれないようなメーカーの商品は買わないことも大事です。

 

「原産国表示」に関する注意

原産国表示では、袋詰め・パック詰めされた国が原産国となります。たとえば北朝鮮でとれたシジミでも中国でパックされて日本へ輸出されれば中国産です。

カット野菜などは、ほとんど中国産野菜であっても、日本で袋詰めしていれば、袋詰めした県が原産地表示されてしまいます。養殖魚は、ウナギなどの稚魚は中国からの輸入に依存していますが、成育期間の長いほうが原産地となります。

これは生体で輸入された牛も同じです。缶詰は最終的な加工を施した国が原産地となります。したがって、中身が外国産でも日本で缶詰にすれば国産となります。ただ、そもそも商品には産地表示していないものが多くなります。

たとえば千葉県銚子のシンボル的存在の「大羽いわし」。この缶詰を巡って2003年に、大手水産メーカーと地元のメーカーとの間でトラブルがありました。地元で大羽いわしが不漁のとき、地元メーカーはアメリカ西海岸産のイワシを使い、「大羽」の名称を外したイワシ缶詰を作り、「アメリカ西海岸産」と表示し販売していました。

一方、大手水産メーカーは北アメリカ産のイワシを原料に、原産地表示なしで「大羽いわし」の名を付けた缶詰を売り出しました。

これに怒ったのが地元メーカーと地元漁連で「『大羽いわし』のイメージダウンになる」として、大手水産メーカーに原産地表示の要望を出したのです。

これに対し、大手水産メーカーは、「サバ缶など、他の輸入原料を使った缶詰も当社では原産国表示をしていない」と、答えたのです。その後、大手水産メーカーと地元メーカーの話し合いで一件落着となりましたが、大手メーカーの缶詰の原料は、外国産でも原産国表示はされていないことは明らかになったのです。

 

おいしい魚の見分け方

「水産物」の原材料表示は、思いの外わかりにくいので注意が必要です。本来、国産品には漁獲した水域か養殖場のある都道府県、輸入品には原産国を表示します。

しかし、獲れた水域が不明の場合は、水揚げされた港名か港のある都道府県名でもいいことになっているので、表示だけを見ると、輸入魚でも国産と勘違いすることがあるのです。

もし「国産魚」を食べたければ、漁獲した水域が表示してあるものを選ぶことです。

問題は、パック詰めされた刺身です。刺身の場合、それが一種頬のみなら生鮮食品、二種類以上の盛り合わせなら「加工食品」となってしまいます。「加工食品」には添加物を使っていいことになっているため、2種類以上の刺身盛りわせ(=加工食品) なら、添加物を使っても問題がないことになるのです。

刺身を買う場合も、生魚だからと油断せず、表示をよく確認して、添加物の少ないものを選ぶようにましょう。乾燥させた干物や加熱・味付けした魚介類も、すべて「加工食品」です。それから、よく「天然仕上げ」「天然風味」と表示されている水産物があるが、養殖ものにはこの表示はできないので注意です。

原材料表示にもポイントがある

添加物の知識を得ても、それがスーパーで手にした食品に入っているのかどうか、原材料表示で判別することができなければ意味がありません。

ただ、その「原材料表示」には、添加物の表記法以外にも、ややこしいルールや、慣習のようなものがあり、正しく読みとるにはちょっとしたコツが必要です。まず原材料表示でわかりにくいのは、記載されているもののうち「添加物」がどれかということです。よく間違えるのがたんばく加水分解物、エキスですが、これは「食材」である。添加物はほとんどが「調味料(アミノ酸等)」以下に表示されています。とはいえ、この「アミノ酸」の表記自体もわかりにくいものです。

添加物で、「アミノ酸」とだけ表示があれば、それは化学調味料のグルタミン酸ナトリウムを単独で使った場合です。つまり、卓上にある味の素を使ったのと同じです。

ただし、「アミノ酸等」とあれば、味の素と一緒に、他の乳酸カルシウムなどの有機酸を使っているというわけです。

原材料表示を見るポイントとして大事なのは、他社から販売されている、同種の食品の原材料表示と比較して見てみることです。そうした上で、できるだけ項目数の少ない、スッキリした原材料表示の商品を選ぶことです。そして、できるだけカタカナ表記の少ないもの。つまり、「化学の教科書」と見紛うような表示になっている商品を避けることです。何よりも大切なことは、自分の知らない物質名や、不安が残る物質名があったら、「何のために使っているのか」「どんな物質なのか」を、ためらわずに問い合わせることです。

添加物」は消費者のためではなく、業者の利益のため?

厚生労働省は「使用基準さえ守っていれば食品添加物は安全」と口を揃えます。つまり、「業者が悪いことをしない」ということを前提に食品添加物は許可されているというスタンスです。

裏を返せば、使用基準を間違えると、とんでもない被害が出るような化学物質でもあるということです。いくら微量でも、そのようなものを食品に使うこと自体が間違っているのです。良心的な業者ばかりなら厚労省の言うこともある程度納得できるのですが、様々な悪徳業者が闊歩しているのが日本の食品業界の現実です。

もう1つ例です。1981年から82年にかけて、肉を食べて皮膚の紅潮、体のかゆみ、発疹、咳などの中毒症状を起こす人が日本各地で続出しました。

原因は食品添加物のニコチン酸(強化剤)の過剰摂取でした。ニコチン酸を古い肉に使用して、新鮮な肉に見せかける手口が、食肉業界で当たり前のように行なわれていたのです。

 

それ以来ニコチン酸は食肉や鮮魚・魚介類には使用できなくなったのですが、このように、行政は具体的な被害が出てからでないと動かないのです。

それどころか、現在はニコチン酸に代わり、ある添加物が古い食肉を新鮮に見せるために使われている。「牛肉によく使われています。真似するものが出ると困るので、物質名は明らかにできませんが、この添加物を、古くなって赤黒くなった肉の表面に塗ると、見事なまでにきれいな赤色になり、新鮮な肉に見えます。でも表面の肉を一枚はがすと、中は赤黒い色のままです」(食肉業界関係者)

食品添加物は消費者のためではなく、業者の利益のために使われているということを忘れてはいけません。

これが、食品添加物の「許可システム」

「食品添加物は国が認めているから安全なんでしょう」という消費者の声をよく聞く。そもそも食品添加物が許可されるには、

  • 添加物は安全性が実証されるか、または確認されるものでなければならない。
  • その使用が消費者に何らかの利益を与えるものでなければならない。
  • 食品の損耗を少なくするために腐敗、変質その他の化学変化を防ぐものでなければならない。
  • 添加した食品の化学分析等により、その添加を確認できるものでなければならない。

という4項目について、内閣府「食品安全委員会」で検討され、クリアしなければならない。しかし、毒性試験や生物学的試験のデータは、「許可申請した側の企業」が用意したものである。許可が取れないような都合の悪いデータを出すはずもない。

これが添加物が許可される実態であり、添加物による被害が相次ぐ理由です。1955年に起こった「森永ヒ素ミルク事件」は、食品添加物の怖さを日本中に知らしめた出来事の1つです。

森永ヒ素ミルク事件」(もりながヒそミルクちゅうどくじけん)とは、1955年6月頃から主に西日本を中心として起きた、ヒ素の混入した森永乳業製の粉ミルクを飲用した乳幼児に多数の死者・中毒患者を出した毒物混入事件です。

森永の粉ミルクを飲んでいた乳児が、持続性発熱、下痢、発疹、皮膚への色素沈着などの症状を起こし、患者数1万人以上、死者130名という大惨事になりました。

粉ミルクのpH 調整用に使った添加物の第二リン酸ナトリウムの純度が低く、ヒ酸ナトリウムが混入していたのが原因でした。

こういった危機が、最近はさらに高まってきているのです。ここ数年、価格の安い中国製の添加物が、ドッと日本に押し寄せてきているのです。食品メーカー各社や添加物メーカーもコストを下げるために先を争って使っています。

そのような状況の中、輸入の際、日本の食品衛生法の規格に合わない(成分不適合) ということで、廃棄処分になっている食品添加物が出ています。厚生労働省では「水際でストップしているので、流通はしていない」としていますが、現実に食品メーカーからは「中国製の添加物は純度が低い」という声も方々から出てきているのです。被害が出てからでは遅いのは言うまでもありませんん。中国製食品添加物の検査を早急にすべきでしょう。

健康を守るための食品添加物の知識

以下は、食品添加物の代表的な種類。原材料表示でチェックし「リスク」の少ない食べ物を選ぶ。

着色料
食品の色を調整。「赤102「カロチノイド」「○○色素」と表示されることがある。「カラメル色素」には発がん性の疑いも。
保存料
カビや菌を抑制し、食中毒を予防。「ソルビン酸」や「安息香酸」は他の物質と反応して発がん物質を発生させる恐れがある。
酸化防止剤
食品の保存を高める。「V.C(ビタミンC」「V.E」という表示もある。「アスコルビン酸」は過剰摂取で尿管結石の恐れも。
発色剤
加工品の風味、色を整える(生鮮食品への使用は不可)「亜硝酸Na」など。発がん性があり、糖尿病を誘発する恐れも。
イーストフード
パンの発酵を促す添加物で「炭酸アンモニウム」などが使われる。大量摂取した場合に発がん性の恐れ。
乳化剤
油と水など本来混じり合わないものを混ぜるために使用。天ぷらの衣や練り物などに広く使用される。発がん性の指摘も。
栄養強化剤
ビタミン類、アミノ酸類、ミネラル類を“栄養強化”を目的に添加する。摂りすぎると体内のバランスが崩れるために注意。
甘味料
甘味をつけるために砂糖の数百倍の甘さの人工添加物が使われる。「キシリトール」「ペクチン」など。微量では問題ないが、過剰摂取には注意。
増粘剤・安定剤・ゲル化剤・糊料
食品ンの分離を防ぐ。「デキシトリン」や「ペクチンン」など。微量では問題ないが、過剰摂取に注意。
ガムベース
ガムの素材に使われる。「酢酸ビニル樹脂」はプラスチックの仲間で高血圧、貧血につながる恐れも。
香料
食品に香りをつけ、風味を出す。「○○フレーバー」とも表示される。中には毒性の強いものある。
酸味料
飲みものや菓子、また、スープや酒にも使用される。「クエン酸」や「乳酸」など。「酢酸」も使われるがこれは“劇薬”である。
調味料
あらゆるものに多様され、「アミノ酸等」の表示も。配合調味料や発酵調味料があり、後者には催奇形性があるとの指摘がある。
pH調整剤
食品のpHを調整する“防腐剤”として使用される。過剰摂取すると、体内の善玉菌の働きが阻害されることになる。

「食品添加物」をあまりとってはいけないのか

「食品添加物」とはいったい何でしょうか?「食品添加物」をその目で見たことがある人は少ないだろうし、漠然としたイメージしかつかめていないはずです。

ここで一度、「食品添加物」の基礎的な知識が重要です。「食品添加物」は、食品衛生法では「食品の製造の過程において又は食品の加工は保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用する物」と定義されています。

食品添加物の三大原料メーカーは、味の素、協和発酵バイオ、武田薬品工業の3社で、こうした原料メーカーから添加物メーカーに原料が販売されています。

原料というのは添加物単体のことで、「白い粉状」になっています。グルタミン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、亜硝酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、プロピレングリコール、アスコルビン酸など多数あります。

原料メーカーでも、発酵調味料などの商品を作るが、一般的には添加物メーカーが、原料メーカーから仕入れた原料をブレンドして、練り製品用、水産加工食品用、食肉加工食品用などの用途別に添加物を作ります。

たとえば、食品メーカーコンビニチェーンなどからの「サンドイッチの日持ちがもっとよくなる添加物はできないか」といった要望に合わせて作ります。

また、惣菜など保存期間の短い食品の品質を保つ「日持ち向上剤」、食品を酸性にすることで微生物の増殖を抑える「pH調整剤」などを作り、食品メーカーヘの営業も行ないます。

食品添加物は、以前は化学的に合成されたものを指していました。現在は範囲が広がり、天然物から取り出して作ったものや、天然香料、普段は食べものとして使っているが添加物的な使い方をする「一般飲食物添加物」も食品添加物とされています。

そして、食品衛生法によって使用基準などが決められています。指定添加物、既存添加物はそれぞれ約400、天然香料は約600、一般飲食物添加物は約100、計約1500品目の食品添加物があります。

こちらは安心してたべられます。

肉は「対人販売」の店で買う

BSE(牛海綿状脳症、いわゆる狂牛病) の発生、牛肉産地偽装と、私たちの食肉への不信は頂点に達した。「もう肉は食わない」と、ベジタリアンにでもなれれば話は簡単だが、そうもいきません。

ではどうすればいいのでしょうか。まず、肉の表示は信用するべきではありません。スーパーでもデパ地下でも、肉やハムなど加工品を国号っときは、出店して対人販売している精肉店のものを買うことです。そうした店がないところでは、パックされた商品を買わざるを得なくなります。

そういうときは、牛肉の場合、サシ(脂肪)の部分の色をよく見ることです。白いほど国産牛(和牛)の確率は高くなります。逆にピンクっぼいものは、「国産牛」と表示されていても輸入牛肉の場合が多いので要注意です。豚肉の場合は、国産豚肉に多いが、水で増量しているものがあることは「ハム」の項でも説明したとおりです。

食肉処理場で解体された後、目方を重くし高い値で小売店に売るために、食肉卸業者が肉のブロックに注射器で水を注入します。注意してみると、冷凍パックでも手に取って斜めに傾けると、パックの中に水が溶け出しているものがあります。

溶け出した水分が少し赤ければ、それは豚の血液であり問題はないのですが、透明な液なら「増量豚肉」の可能性大です。

そんな商品が置いてあるスーパーでは、他の肉もあやしいので買わないことです。豚肉は牛肉ほど肉によってのバラツキはないので、いい豚肉は選びやすいと、ある精肉店の店主は口を揃えます。

「肉の色は淡いピンクでツヤがあるもの、脂身は白か乳白色で少し粘り気があるもの、それと赤身と脂身の境がはっきりしたものが良質でおいしい」ということです。

また、ミンチ肉を買うときに一番間違いがないのは、精肉店で売られている肉をその場でミンチにするよう頼むことで購入します。魚の場合は、生の切り身や照り焼きなどの加工品は食べないように心掛けましょう。

たとえば「黒豚肉」で言うと4% の希少品種」が全国で売られているのはおかしい?と感じることが大切です。

「非衛生食品」「添加物」「偽装商品」を見抜く目

健康に直接的な害を及ぼす「非衛生食品」は、続けて摂取していると、少しずつ体をむしばんでいく「添加物」があります。

買った人が知らない間に損をする「偽装商品」。世の中には様々な危ない食品があふれているのですが、私たち消費者が「安全な食品」を見極めることはなかなか難しいものです。

しかし、なるべく「危険性が少ない食品」を選んでいくことで、自分や家族の健康を守っていくことはできます。

すべての自衛策を日頃から徹底するのは正直、骨が折れるでしょう。それよりも、「食材選びの原則」を身につけてしまったほうが現実的です。

たとえば近年、中国産野菜への不安が非常に大きくなっています。そんなときは中国産の野菜を買わなければいいと思うかもしれないが、もちろんそんなに簡単な問題ではありません。

売る側としては正直に「中国産」と表示をすれば売上げは落ちるし、何よりも「国産」と産地偽装をしてしまえば儲かるわけです。

産地偽装はあの手この事で繰り返されると思ったほうがいいでしょう。では、どうやって、安全な食品を見極めればいいのでしょうか。

基本は、「地元で穫れた、旬の野菜を選ぶ」ことです。とくに、中国産野菜で問題になっているホウレンソウ、ネギ、枝豆の旬くらいは記憶しておくことです。

食材プロフィール URL:https://www.hood-memo.info/
などのサイトで野菜の旬を調べることもおすすめです。

ホウレンソウ、ネギは1年中出回ってはいますが、旬は冬。枝豆は夏です。

まず、「どうしてこんな時期に、こんな野菜がこんなにたくさん出回るの? 」と、疑問を持つことが大切です。どんどんスーパーの店員に質問してみるくらいのことはしてもいいでしょう。もし、店員が躊躇してすぐに答えられないようなら、その店では買わないようにするのも選択肢の1つです「安全な食材を選ぶ」ための原則を紹介していきたいと思います。