アレルギーや中毒を防ぐ安全な掃除方法

10/25/2024

毎日掃除することでで洗剤の使用量は思った以上に減らせる

セッケンを含めて、絶対に安全な洗剤というのは存在しません。かといって、汚れをそのままにして不衛生にすると別な悪影響が生じます。結局、用途に応じた製品を選び、必要最小限の量を、事故がないように配慮しながら使用するということに尽きます。ただ、次のようなちょっとした使い方の工夫で、住まいの洗剤の使用量を減らすことはできます。

住まいの汚れ落としのポイント

バス・トイレの黄ばみ

小さなお子さんなどのがいるとどうしも汚れてしまうものです。酸・アルカリ系と塩素系タイプの洗剤は、絶対に混ぜたり一緒に使ったりしないこと。バス・トイレのしつこい黄ばみには、トイレットペーパーなどを張ったうえから洗剤を注ぎ、そのまま一時間ほど放置しておいてから(このとき換気扇を回し、窓は開放しておくこと)、ブラシなどでこすれば大抵の汚れは落ちます。

畳やカーペットのカビ

壁の上にカーペットを敷いた場合などは、特にカビが発生しやすくなります。掃除機で吸い込んではカビの胞子をかえって室内に巻き散らすことになるので、カビとり剤を染み込ませたペーパータオルなどでふき取ります。カビとり剤でなくても、消毒用アルコールでも殺菌・消毒できます。

押し入れのカビ

生えたカビについてはカビとり剤や消毒用アルコールでふき取ります。しかし、湿ったフトンなどは日光でよく干してからしまい、ときどき戸を開けて湿気を抜くことを日ごろから心がければカビの発生は防げます。それでもだめなときは除湿剤を使いますが、生石灰を用いた除湿剤は誤飲すると危険なので、幼児のいる家庭では使わないほうが賢明です。

ステンレス流し台

クレンザーで磨いたあと中性洗剤で洗います。塩素系漂白剤を使うと変色することがあります。また、塩素系漂白剤は鉄サビに触れても塩素が発生することがあるので注意しましょう。

換気扇の油汚れ

専用の洗剤でも汚れはきれいに落ちないものです。ペーパータオルなどに染み込ませてしばらく放置したのち、ブラシなどでこするとよく落ちます。

ハウスダスト

ちょっとしたホコリや油汚れを落とすのに便利な「化学ぞうきん」というものがあります。これは不織布や紙あるいはモップなどに、界面活性剤と灯油の乳濁液(エマルション) を染み込ませて乾燥させたものです。灯油に中性洗剤を数滴たらし、よく撹押して布に染み込ませれば、インスタントの化学ぞうきんがつくれます。ただし臭うので室内では使わないこと、灯油が揮発するのでアレルギー体質の人も使わないほうが無難です。

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