トリブチルスズ(TBT)

海の汚染問題が環境問題の中でも取りあげられていますが、その主となる汚染物質のトリブチルスズ(TBT)。養殖のはまちに発生した奇形などの原因とも言われ、劇物指定されてる毒性の強い化学物質です。

日本では、養殖に使用される漁網の防汚剤や養殖場を囲むいけす網に海藻や貝が付着しないための塗料として使用されてきました。アメリカ、ヨーロッパでは、船底の底に塗られる防汚剤塗料に有機スズが使用されていました。

世界ではじめて有機スズの汚染問題に注目されたのは、1980年にフランスのカキの養殖場で奇形のカキが発生したときです。このとき法律で有機スズの使用を禁止。1980年代後半になってからは地球レベルでTBT汚染が明らかになりました。

人間への害では、人間の体内に蓄積されると、成長障害が発生したり、白血球やリンパ球が減少する症状が発生し、害が証明されています。

この汚染での注目点は、各種巻貝の生殖器に異常をもたらしたことです。インポセックスといいメスの巻貝にオスの生殖器が発達してしまったのです。
また、高い確率で排卵障害を起こし、産卵できないメスが現れました。そのことで個体数が減少しました。ごくごく微量でも発生する恐ろしさを秘めています。
魚の体内では1万倍にも凝縮されるため危険な化学物質となっています。

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