天然素材 を選ぶ 洋服 寝具 など直接肌に触れるもの
天然素材 を選ぶ 洋服 寝具 など直接肌に触れるものは 天然素材を選ぶ ことがリスク回避の一番近道です。抗菌と記されている商品が人気を集めていますが、これは化学物質を使用しているため寝具などには選ばないようにします。
天然素材 を選ぶ 抗菌グッズは化学物質を使用しているので注意
カビなどの繁殖を防ぎ、更に防臭効果もある「抗菌」と記されたグッズが高い人気を集めています。
これらは、下着、寝具などでよく目にします。抗菌というといかにも清潔なイメージを抱きますが、抗菌剤そのものは、化学物質なのです。肌が敏感、また、化学物質過敏症の方だとトラブルの原因になります。
抗菌剤には、ゼオライトなどのセラミックスに銀を組み入れた「無機」のものとおもに殺菌力の強い薬品が薬品が使用されている「有機」のものがあります。
無機の抗菌剤については、動物実験で異常がみられなかったため、人間にも影響がないとされていますが、有機の殺菌剤は、皮膚炎や内臓障害などの悪影響が出る可能性があります。抗菌処理されているものは、直接肌に密着する製品が多く、化学物質が肌にしみこんでかぶれる人が増えています。これは清潔にしているつもりになっているのにかえって実は健康を害してしまっていることになります。
「抗菌」という効果を間違ってとらえてしまうとこういったことになるのです。また、下着やシーツなどは白いほうが清潔感をイメージしますが、じつは白という色は自然の色ではなく発色剤だったり、蛍光剤が使われている場合がほとんどです。
発色剤は、皮膚への刺激性が強くかゆみなどの原因になります。蛍光剤は、発ガン性が指摘されていて、紙コップや皿、脱脂綿、生理用品など体に触れるモノには禁止されていますが、なぜか下着には使用が許可されています。
寝具については7~8時間も体に密着しています。下着などは常に身につけているものですから化学物質は微量であっても皮膚に影響を与え続けてしまいます。
さらに下着を身につける場所は、比較的皮膚が薄く弱いため、そこからしみこんで化学物質は血液に入ってきます。
安心の天然繊維を選ぶ
化学物質の安全基準はどのように定められているのでしょうか?これは、体の自然の分解、解毒などの能力を参考にして決められています。この自然の防衛基準の能力が発揮されるには、ホルモン分泌が正しく行われていて、全身の臓器が正常に機能していることが大前提です。
環境ホルモンの影響でホルモン分泌が乱されると、自己防衛能力は低下するわけですから、これまで安全とされてきた寝具や下着に含まれる微量の化学物質も大きく影響してくるわけです。
化学物質の人体への毒性は、「毒性の強さ×体内への吸収量」で決まってくるだけに、接触時間が長いものは、たとえ微量であっても危険性は高くなってきます。
体に優しいのは、合成繊維よりも
- 綿
- 麻
- 絹
- ウール
といった 天然素材 です。こうした天然素材を購入するように習慣にしたいところです。
また、新品の商品には糊や薬品などがついている可能性があるので、洗濯をしてから使うようにします。
- 綿
- 綿は、天然の植物繊維であり、主に綿花の種子の周りに形成される綿毛から作られます。綿は、柔らかく、吸湿性が高く、通気性が良いため、衣服や寝具、タオルなどの素材としてよく使われています。
綿は、化学処理をせずに生地にすることができるため、天然素材として注目を集めています。また、綿は肌触りが良く、肌にやさしい素材であるため、アレルギーのある人や敏感肌の人にも適しています。
- 麻
- 麻は、天然の植物繊維であり、麻の茎から取れる繊維を使って生地が作られます。麻の繊維は、強度が高く、吸湿性があり、速乾性に優れているため、衣服やバッグ、寝具などの素材として使われています。
- 絹
- 絹は、天然の動物繊維であり、蚕の繭から取れる繊維を使って生地が作られます。絹の繊維は、柔らかく、光沢があり、肌触りが良いため、高級な衣服や寝具、装飾品などの素材として広く使われています。
また、絹は天然素材の中でも繊細であるため、吸湿性や保温性に優れています。また、絹の繊維の表面には天然のタンパク質が含まれているため、肌にやさしく、抗菌作用があるとされています。
ただし、絹は高価な素材であり、生産過程においても環境負荷が問題となることがあります。絹の生産には、蚕を育てるための桑畑の管理や、繭を取るための蚕の飼育方法など、多くの手間や労力が必要であり、また、繭を取る際には、繭から蛹が出る前に加熱処理を行うことが一般的です。
- ウール
- ウールは、天然の動物繊維であり、主に羊毛から取れる繊維を使って生地が作られます。ウールの繊維は、弾力性があり、保温性に優れているため、衣服や寝具、カーペットなどの素材として使われています。
また、ウールは天然素材の中でも、再生可能な資源であるため、環境にやさしい素材としても知られています。ウール製品を選ぶ際には、環境に配慮したウールの生産を行っている製品を選ぶことが重要です。
また、ウール製品は、洗濯や保管については、製品の表示や取扱い説明書を確認して、適切に行うことが重要です。また、ウール製品は、摩擦や摩耗によって毛羽立ちや毛玉ができることがあるため、取り扱いに注意が必要です。
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