シロアリ駆除剤、床下の防腐剤

木造建築が健康にいいという先入観

一般的な住居は、コンクリートの基礎をつくり、その上に土台となる木材を固定し、柱を立ち上げて壁などを張っていく工法が用いられます。
日本の風土には、木造の住宅が多く当たり前につくられています。

この土台や柱となる木材には、建物の荷重がかかるために、湿気で腐ったり、シロアリに食い荒らされたりすると、住宅の寿命は著しく短くなります。

そこで土台や柱に防腐剤やシロアリ駆除剤をしみこませた木材が、当たり前に使用されています。しかし、こうした薬剤で処理された木材を多用した住宅に、アレルギー性疾患や慢性中毒症状が多く現れることが確認されています。
かつて、シロアリ駆除剤として多用された有機塩素系のディルドリン(強い急性・慢性毒性がああり1981年に使用禁止)、クロルデリン(1986年に使用禁止)にかわって登場した有機リン系のシロアリ駆除剤も、農薬による慢性中毒に似た健康障害を起こすことで大きな問題となっています。瞳孔が小さくなる縮瞳が有機リン剤の急性中毒の症状ですが、慢性中毒ではじわじわと進行する視力低下のほか、内分泌系の異常により免疫力も低下して、多種多様なアレルギー症状がみられるようになります。

木造住宅が必ずしも健康住宅ではないのです。土台や柱には防虫効果があって、耐久性に優れた檜やヒバを使い、できるだけ合板も使わないことが望ましいのです。

シロアリ駆除剤とその毒性

系統 薬品名 毒性
有機塩素系 クロピリホス、DEP(トリクロルホン)、ECP(ジクロフェンチオンン)など 変異原性、催奇形性。ECPには、ダイオキシンを含有する疑いも。
有機リン系 MEP(フェニトロチオン) 変異原性
CVMP(テトラクロルビンホス) 発ガン性
ホキシム 有機リン系の中では比較的低毒性と言われている。
ピレスロイド系 アレスリン、ペルメトリン、トラロメトリンなど 粘膜刺激作用、呼吸困難、一部には発ガン性
カーバメート系 PHC(プロポクスル)など 呼吸困難、変異原性、発ガン性の疑いも。

木材防腐剤とその毒性

クレオソート 古くから使用されてきたタール系防腐剤 ベンゾピレンなどの発ガン物質を含む
ジニトロフェノール 写真の現像液にも使用 白内障、失明、肝障害など
TBZ
(チアンベンダゾール)
農業用殺菌剤として広く利用 肝臓障害、変異原性、催奇形性
ナフテン酸銅 殺菌剤として使われたきた有機銅剤 銅による金属中毒症状魚類に対しては強毒性。
塩化ベンザルコニウム 逆性セッケンとも呼ばれる陽イオン界面活性剤 誤飲は非常に危険。微量でも目に入るとアレルギー性結膜炎を発症する。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください