肺ガンの原因にもなるアスベスト

熱に弱点の鉄筋・鉄骨

建築基準法では、大規模な建築物は、主要構造部をすべて耐火構造にすることが義務づけられています。二階建て以下の住宅などの建築物についても外壁を耐火構造にしたり、主要構造物を不燃材料や準不燃材料でつくることが要求されています。

コンクリートが耐火性に優れていることは言うまでもありませんが、ここで問題となるのは、鉄筋・鉄骨コンクリート造の建築地物において、コンクリートは鉄筋や鉄骨の助けを借りて自らの荷重を支えているわけですが、鉄骨や鉄筋は常温では頑丈なものの、火災により加熱されると、アメのように柔らかくなり建築物の荷重を支えきれなくなる点です。そこで鉄筋や鉄骨には、十分なコンクリートの被覆(かぶり厚さ)がまた、むきだしの鉄骨には、ロックウール(岩綿)やアスベスト(石綿)による耐火被覆が必要になるのです。

アメリカの8倍もの使用量

ロックウールはちょうど綿菓子をつくるように、ケイ酸塩を含む岩石を熔融して、これに空気を強く吹き付けて急冷し綿状にしたものです。

一方、アスベストは繊維のケイ酸塩鉱物をもみほぐして得られます。日本で使用されるアスベストはほぼ10%近くがカナダやブラジルなどからの輸入品です。

アスベストはぐれた耐火覆材ですが、発ガン性があることが明らかにされています。耐火被覆材としてのアスベストの吹きつけは、1975年に原則的に禁止されました。しかし、その後も他の吹きつけと混合して使われている状態です。これは今なお、年間約80万tのアスベストが輸入されていることかわらもわかります。日本の使用量はアメリカの8倍です。さらに、人口1人あたりでは16倍もの数字になります。

アスベストによる健康被害は、主に空中に飛散するアスベスト繊維の吸収によるものです。大量のアスベスト繊維を一気に吸収した場合、あるいは少量でも長期間にわたって吸収し続けた場合、肺が繊維化するアスベスト肺(石綿肺)を起こします。治療法は現在のところ確立はされていません。

重いアスベスト肺になると呼吸困難を起こして死亡することがあるほか、やがて肺ガンや悪性中皮症へと以降する危険性も高まります。1995年には、特に毒性の強いアスベストの使用、製造が禁止されました。が、しかしアスベストを使った古い古い建造物を解体するとき、繊細なアスベスト繊維が粉塵に混じって飛散するのは避けられず、新たな環境問題として作業方法の基準づくりなどが求められています。

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