保冷剤の危険物質

戦後まもない頃は甘味料として使われていたことも

産地直送の生鮮食品を宅配便で輸送するとき、低温を保つため塩化ビニルなどの袋に入った保冷剤が同梱されます。
紙おむつに使われる高吸水性樹脂に水を含ませたものですが、凝固点を下げるためにエチレングリコールなどが加えられています。いわゆるゲル化タイプの保冷剤と呼ばれるもので、氷まくらがわりに商品化したものもあります。

エチレングリコール

アルコールのヒドロキシル基(-OH) が一つのものを一価アルコール( エタノールやメタノールなど)、二つのものを二価アルコールといいます。
エチレングリコールは代表的な二価アルコールで、ポリエステル繊維の原料としても重要なものです。水と容易に混ぎるうえ沸点が高いので(常温で揮発しない)、自動車エンジンの冷却水の氷点温度を下げるための不凍液としても用いられています。

毒性は、甘い味がするので砂糖が不足していた戦後まもないころ、甘味料として出回ったこともあります。しかし、エチレングリコールには毒性があり、飲むと吐き気や腹痛、量によっては痙攣、心不全などを起こし、重症の場合は中毒死する危険性もあります。
フリーザーにしまいこんだ保冷剤を氷菓などと間違えないような注意が必要です。


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