セレンを積極的に摂取

重金属排泄に欠かせないセレン

環境ホルモンのひとつである水銀に関連した中毒では水俣病があります。たくさんの人々がメチル水銀に冒されました。

新潟県でも無機水銀を触媒として使うアセトアルデヒド製造工場の廃棄でメチル水銀中毒が起こっています。

中毒症状における症状としては、知覚障害、運動失調、歩行障害、言語障害、視野狭窄、難聴などがあらわれます。

これらは中毒症状がでている状態ですからすぐに体から水銀を取り除かなければなりませんが、通常の生活をしていても水銀や重金属などは体に入ってしまうのです。
そこで体外に排出してくれるのが微量元素のセレンというわけです。しかも、ここ最近の研究結果では、抗酸化作用をもち、活性酸素のひとつである過酸化水素を体内に増加するのを防ぐことがわかっています。

過酸化水素は、体内の細胞を傷つけ、ガンの原因にもなるため、それを防ぐセレンを積極的に摂れば、ガンも防ぐことになります。

セレンは陰イオンをもつ元素

重金属を含めたミネラルのほとんどは陽イオンなのですが、セレンは陰イオンをもつ元素です。
そこで、環境ホルモンのひとつとしてあげられているカドミウムのように、体内に入ったら、体外に排出することがまず不可能というものでもセレンであれば、陽イオンのカドミウムとくっついて排出することが可能なのです。
また、野菜などについている残留農薬が体内に入った場合でも、セレンは陽イオンを帯びている有害金属と結合し、体外に出してくれるのです。

セレンは食事から摂取が可能です。多く含まれている食品は、エビ、玄米、羊の腎臓などです。日頃から積極的に食べるようにします。
ただしセレンは熱を加えると、その効果が半減してしまうので、注意が必要です。たとえば、小麦の全粒にはかなり入っていますが、これをパンにしてしまうと熱が加わるため、セレンの効能は落ちてしまいます。

アメリカでは、セレンの1日の必要摂取量を規定しています。アメリカの場合では、1日に50マイクログラムと定めています。
逆にセレンを取りすぎてしまうと、爪がはがれたり、食欲がなくなってしまうこともありますが、不足の害よりはいいという認識です。

精子細胞の酸化を防止

最近、精子の異常について話題になりますが、精子が酸化すれば、数は減少し、勢いも衰えることがわかっています。同様に卵子も酸化がすすめば受胎能力が落ちます。
かつて日本人は玄米、菜食だったので知らず知らずのうちに土壌に含まれるセレンを摂取していました。ところが最近の米作ではミネラル分があまり含まれないことと、ストレスが関連してビタミンやミネラルを多量に使ってしまっているのです。
これがセレン不足になってしまう理由です。
日頃から意識してセレンを摂るようにしたいものです。

食品に含まれるセレンの量(単位:mcg/g

  • 白米…0.334
  • 玄米…0.187
  • 小麦粉(精白)…0.187
  • パン(精白)…0.280
  • 全粒…0.676
  • 牛(モモ肉)…0.363
  • 挽肉…0.208
  • 肝臓…0.454
  • 小エビ…0.572
  • カキ…0.646
  • たら(切り身)…0.465

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