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缶詰はできるだけ避ける

原材料にスズが溶け出す場合も

缶詰は、食物を密閉した後で加熱殺菌を行い、長期保存に耐えられるようにします。
缶詰の種類の中には、佃煮のように加熱して熱いうちに缶に詰めて余熱で殺菌したり、油漬けのように加熱殺菌せずに缶に詰めるものもあります。

これらの缶詰は、内容物の品質に問題は生じなくても、コーティングに問題があります。ほとんどの缶詰は、缶のスズが溶け出さないように内側のコーティングを行います。コーティングによって色、香りに変化が起きるのを抑制し、ビタミンCの減少も防ぎます。

スズはその他の重金属とは異なり、摂取しても内臓に蓄積されなずに体外に排出されるといいますが、過去に原料水が原因でスズが大量に溶け出し中毒になったという事故が起きています。これは原料水に含まれている硝酸イオンのためにスズが溶け出してしまったのです。

以来、国産の缶詰については、水についても安全性が確立されていますが、輸入の缶詰に関しては安全性は確立されていません。

ビスフェノールAの汚染

缶詰の内側は、環境ホルモン疑惑物質であるビスフェノールAを原材料としているエポキシ樹脂でコーティングしています。そのビスフェノールAが缶詰の内側に溶け出しているのを、スペインの大学研究グループで突き止めています。
長時間ビスフェノールAにふれていた職員は汚染されている可能性が高いというのです。

また、缶詰にはビスフェノールA以外でも問題となっているものがあります。化学調味料の乱用です。着色料などには発ガン物質も報告されています。購入の際にはきちんと確認する必要があります。

缶詰は中身が見えない分、品名、原材料、賞味期限、販売元などをよく確認した上で購入したほうがいいでしょ。また、食べ過ぎないことも大切です。

ビスフェノールA

ビスフェノールAはポリカーボネートの原材料でプラスチックから溶け出します。缶詰の内側にコーティングされているプラスチックからはこの
ビスフェノールAが溶け出しエストロゲンに似た作用を示します。

大学で20個の缶にいて行われた実験の結果は、14個にガン細胞を分裂させる十分なビスフェノールAが含まれ検査した缶詰のおよそ7割にエストロゲンと似た作用が認められました。

スペインにおいては、虫歯予防に使われるシーラントからビスフェノールAが採取されたという報告もあります。

日本では横浜国立大学環境科学研究センターの調査で6種類のポリカーボネート樹脂製の哺乳瓶に95度の熱湯を入れ、24時間後に哺乳瓶から溶け出したビスフェノールAを測定したところ、すべての哺乳瓶から検出されています。
何度も使った食器や哺乳瓶からより多くのビスフェノールAが溶け出していることもわかっています。

環境庁の調査でもポリカーボネート樹脂製のボトルから溶け出すビスフェノールAの数値は洗浄すればするほど高くなることがわかっています。
ポリカボネート樹脂はプラスチックの一種で熱が伝わりにくく、強度も十分にありしかもコスト安のために多くの給食現場でも使用されているのが現状です。

普段、周囲にはポリカーボネート樹脂製でつくられている清涼飲料水用のペットボトルがあります。ほかにもベビーフードの入れ物、そして哺乳瓶などに含まれています。加熱するとその成分が溶け出してしまうのです。