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精子 が 減少 している

精子 が 減少 している のは、切実な問題です。環境ホルモンについて では生殖活動に異常をきたしている自然界の野生動物について解説しましたがどうも、この現象は動物だけに限らないようです。

人間にも及んでいる事実があるようです。こうした取り組みの発端は人間の男性の精子の数が減っている現象からはじまりました。様々なデータからこの50年の間に明らかに男性の精子の数がへっていることがわかってきました。

精子 が 減少 している

精子 が 減少 している

考えてみれば、人工的な化学物質がこの地上に誕生?登場?してから100年以上。そしてこのわずか50年の間に人間はたくさんの化学物質をつくり、その数は1000万種を越えるというのです。

化学物質のおかげで、生活は便利になりましたが、その一方で 大気 、 水 、 土壌 という自然環境にこられの化学物質が入り込み、食料や水にまで汚染されるようになってしまったのです。

具体的な数値であわらすと、1940年から1990年の間の50年間で男性の 精子 の数は45 % も減少しているのです。

そして精液の量は 25 % も少なくなっているのです。50年前の1940年頃には、 1 mlあたり約 1 億 1300 万個の 精子 がいたのに、最近では 1 ml の中に約 2000万 個の精子しかいないという男性も増加傾向にあります。精子の数が少ない男性は1940年と比べて 3 倍にもなっているのです。

ただしこうした現象が全て 環境ホルモン によるものなのか、ということはまだはっきりしていません。ただし、野生動物の間では、マウス等の実験から明らかにされていますので、その延長線上という観点から見れば間違いはなさそうです。

女性が子供を産まなくなったのは、晩婚化と、社会進出にあると言われていますが、果たしてそれだけの理由ではないように思います。文化的、社会的な理由以外に科学的な観点から見れば、ほかの理由を模索したときに 環境ホルモン にたどり着いてしまうのです。

代表的な事例として、1950 年代から 1980 年代に至る期間、成人男子の精子数の減少、精巣腫瘍、陰嚢下裂といった奇形の増加の報告があります。また、デンマークにおける最近の51件の研究を取り扱った Carlsen et al の精子数と精子量の研究でも 50% におよぶ減少が示唆されたとの報告もありますが、その一方で、フィンランド人では20年間にわたる調査でそうした減少は観察されなかったとの報告もあります。

さらに、20年間にわたる米国の調査では、精子数の減少は見られず、大きな地域差が観察されたとの報告があります。

精子数の調査結果については、精液所見が病的あるいは生理的な様々な因子によって変動しうることや、精子数の試験方法について色々な技術的問題が指摘されていることから、男性不妊を専門とするような泌尿器科医からも疑問が投げかけられているのが現状です。

このため、内分泌かく乱化学物質との因果関係は現在のところ、分かっていません。
現在デンマーク、フィンランド、スコットランド、フランス、日本等で、国際的に統一した試験法で各国間の比較を行う国際共同研究を実施しているところです。

環境ホルモンによる悪影響