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フタル酸ジエチルヘキシル(DEHP)

フタル酸ジエチルヘキシル(DEHP)などのフタル酸エステル類は、プラスチックに柔軟性を与える可塑剤として世界中で利用されてきました。この物質はプラスチックと強く結びつくことができないために、プラスチックから溶け出す性質をもっています。さらに気化するため、環境の中に放出されるのです。これは、空気中、大地、そして水の中にも存在するということです。またさらに分解性もよくなくかなりの期間で地球上に残るということです。ただし分解性だけの面でいえば、ポリ塩化ビフェニル(PCB)ジクロロジフェニルトリクロロエタン(DDT)よりははるかにましです。

フタル酸エステルは、おもに食品を包む包装材に含まれるため、食品から容易に入ってしまいます。ラミネート包装やラップなどがそうですが、それ以外にも食品容器の印刷などに使われるインクなどにも使用されます。

エストロゲン様物質と同じように、脂肪に対する親和性が強いので脂肪をたくさん含んだ食品を汚染します。チーズ、ポテトチップス、チョコレート、バターなどが汚染されやすくフタル酸エステルが含まれていたチーズがあったほどです。
さらに体内に取り入れられたフタル酸ジエチルヘキシルをラットに与えた実験によると、フタル酸ジエチルヘキシルを与えられた母親から生まれたオスは、健康なオスのラットと比べて精子数が20%も減少していました。さらに精巣のサイズも縮小していました。