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化学物質忌避コロニー

患者の解毒と体質改善が主な目的

複数の因子、複数のプロセスがからんだ生体反応は、その因果関係を明らかにすることが簡単ではありません。セロン・G.・ ランドルフが追究したのは、未知なる原因物質でしたが、それは未知なる発症の仕組みの追究でもありました。幸いなことにセロン・G.・ ランドルフが化学物質過敏症、という考え方に到達したときに、同時に免疫学のほうも飛躍的な進歩を遂げつつありました。アレルギーの謎は免疫学によって解かれ、そそてまた化学物質過敏症とアレルギーとの類似点や差異もしだいに解明されつつありました。

しかし、そこで解明されたのは、一般論としての化学物質過敏症であり、個々の患者における発症原因の追及とは別問題でした。そこでセロン・G.・ ランドルフは自分の説を立証するために、有害化学物質を排除した環境施設(環境制御施設)をつくったのです。その後、似たような環境施設が世界各地でつくられるようになり、これを「環境健康センター」「化学物質忌避コロニー」などと呼ばれています。

化学物質忌避コロニーは排気ガスなどの影響のない、空気が清浄で自然豊かな郊外に設けられます。化学物質過敏症の人が暮らすことになる施設内の住居には、食料の保管に必要な冷蔵庫、炊事に必要な電気コンロや食器などを除いて、不必要なものをすべて排除されます。食料も、無農薬、無添加の自然食品、水も水道水ではなくナチュラルミネラルウォーター が用いられます。

合成洗剤、化粧品なども遠ざけられ、衣類も主に天然素材のものが選ばれます。このような生活を送るうちに化学物質過敏症の原因物質が体内から排除されるのです。
こうした施設の目的は、原因物質の特定ではなく、解毒と体質改善です。アメリカの化学物質忌避コロニーにおいては、積極的な解毒方法として次のようなものが採用されています。

有害化学物質の積極的な解毒法

エアロビクス

有害化学物質、とくに有機塩素系化合物は脂肪に蓄積しやすいので、余分な油を落として解毒します。散歩、ジョギングなどの運動療法も効果があります。
脂肪分の多いものは極力避ける

低温サウナ

低温サウナ(約60~80度)に2時間以上入る解毒法で汗腺から毒物を排出するのが目的です。半身浴なども効果があります。
入浴で芯からじっくり温める方法

ダイエット・食事療法

食物は人体の最大の汚染物です。そこで安全で栄養バランスにすぐれた食事で免疫力を強化します。

ここで紹介している解毒は、美容で言われているデトックスとは少し意味合いの異なるものですが、結果、美容にも効果があることは間違いありません。